あの悪夢の修学旅行を超え、夏休みもすぎたある秋の日の事


それは、ある日届いた手紙からはじまった。

「おい棗、何か手紙が届いてるぞ。」
「は・・・?手紙?誰からだ?」
「いや・・・とにかく見てみろ。」
と、ルームメイトから手紙が渡される。
そして、内容を見てみると・・・


「これは・・・・・・」





























「という訳で、諸君らに集まってもらったのは他でもない。俺が去年修学旅行に行ったとき、仲良くなった人たちが、用事があって3日間ほどこっちに来るみたいだ。」
と、リトルバスターズのリーダー、棗恭介が言う。
ちなみに、この部屋に集まってるのは僕と恭介と真人と謙吾と鈴の5人。
「それで?」
「俺たちに、街の案内などを頼んできた。」
「へぇ・・・。で、そいつらはどこの出身なんだ?恭介。」
真人が聞き出す


「岐阜だ」


というか恭介。お前ら、北海道行って来たんじゃないのか?あの生物がそうだろ。」
「そこはスルーしてくれ。」
謙吾が聞き出すが、あっさりスルーされた。

「でもなんでそいつらがきょーすけの事しってるんだ?まず何がきっかけで知り合ったんだ?」

もっともなことを聞く。皆もそれに頷いた。

「話せば長くなるが・・・」

そう、恭介は語りだした。

















それは去年の修学旅行。


自由行動の日に、俺は岐阜県に行くことにした。

何故って?面白そうだからさ。

確かに一見何もなさそうに見えるけど、男のロマンがあるじゃねーか。

そう思って早速辺りを散策してたんだ。



適当に歩いていると、学校が見えてきた。
よく見ると、小学生と中学生が入り乱れていた。
それを俺は遠くから見物してたんだ。

俺は思った。

俺たちも、昔はあんな風に遊んでいたなって。

今もそうだけど、やっぱり昔の方がもっと生き生きしてたなぁって。

その時だった、遊んでいたメンバーの中で、金髪でカチューシャをつけている大体中学生ぐらいの女の子がこちらに気づいたようだった。

「あら?誰でございますわ?こちらを見ているあの人は?圭一さんでもないしにーにーでもない。梨花、知ってますの?」
「ボクは知らないのですよ〜。それより、あの人、さっきからこっちをじーっと見つめてますです。」
「あうあうあう。怪しい目でこちらを見てますです。あうあうあう」
ちょっと待って。何その勝手な思い込みは。俺はロリじゃねぇっ!!

「とりあえず、ちょっと行ってきますわ。」
「れっつ、ごー。なのですよ〜。」

こちらに、その金髪の女の子が近づいてきた。

「・・・見かけない顔ですわね。」
失礼な奴だ。コイツは礼儀ってもんを知らね−のか。って少しカチンと来たがこらえた。

「名前は、なんというんですの?」

おいおいおい何なんだ、普通いきなり名前聞くか?ってツッコミたくなったけどやめた。

「棗恭介。○○県から修学旅行でここに来ちゃってね。で、やることねーからその辺をふらついてたわけよ。」

「へー、あなた、友達いないんですの?」
いちいち失礼な奴だ。マジで。

「いるに決まってんだろ。いいか、俺がここに来たのはあくまで俺が行きたいと思ったからだ。決して友達いないからとかそういう理由じゃねぇ」
と、答えたが、何かいまいち信じられてないようだった。
「ふーーーん。まぁ、いいですけども。」
「で、お前名前は何だ?」

「ああ、そうでしたわね。自己紹介がまだでしたわね。北条沙都子と言いますですわ。よろしく」

この金髪の女は、北条沙都子という名前だということはわかった。
つーか、言葉遣い滅茶苦茶だな・・・と思ってたら。

「梨ぃ花ぁーーーーーーーー。ちょっとこっちに来てくださいましーーーー!!!」
「はいですよー。」
「あうあう。」

2人がこっちにやってきた。

「こちらは、棗恭介さん。というらしいですわ。とりあえず悪い人じゃない事は分かりましたから。」
・・・・・・ちょっと待て、俺ってそんなに怪しいか?

「そうなのですかー。もしも悪い人だったら祭具殿に閉じ込めてばったんばったんのぎったんぎったんにしてやってますです。」
「あうあうあうあうあう。梨花が恐いのです、恐いのです。」

と、目の前にいる髪の長い少女と、水色の髪をしてる女の子がそう言ってきた。
っていうか、物騒なこと言ってるな・・・マジで。

「あ、自己紹介がまだでしたね。古手梨花と申しますです。よろしくなのですよ〜。」
「古手・・・羽入なのです・・・ぁぅぁぅ。どうかよろしくなのです。」

なんつーか、2人とも似たようなイメージが・・・。いやそうは言っても俺はロリじゃねぇぞ。決して!!
って誰に言ってるんだ俺はぁ!!!!

「ところで、どうしてここにいるのですか。」
「えっとですね。友達がいないからだそうですわよ。」
「あうあうあう。かわいそうに。」
「うんうんそうそう・・・って、ちげーっつーの!!!」
やっぱり信じてもらえなかったようだ。
「恭介さん?ちゃんと説明してもらいまし。もう何が何やらですわよ。」
「お前が勝手にそう解釈したんだろーが!!分かったよ、ちゃんと説明してやるよ。」


・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
「って事だ」
「なんか、上手くごまかしましたわね・・・」
「結局、ここに来たのはいいけど、暇になったって事ですか?」
「ああ、つまるとこそうだ。」

と、答えてみたら。羽入って奴が何か考えついたようだ。

「あうあう、恭介?まだ時間はありますですか?」

そう聞かれたので、時間を見てみた。幸い、まだ十分に時間はあるようだった。

「ああ、あるよ。」
「恭介、ボク達と一緒に遊びませんか?」

・・・・・・・ちょっと理解に困ったが、とりあえず頷いた。

「をーっほっほっほ。久しぶりの部活ですわよー!!」
「みー。望むところなのです。」
「あうあうあう。圭一達が卒業してから久しぶりなのです。」

俺は何が何やらだったのできょとんとしていた。

「あ、説明するのを忘れていましたわね。部活って言うのは、放課後にみんなで集まって、ゲームをして遊ぶことですわ」 「それは、日々別々で、大富豪をやったりババ抜きしたりポーカーやったり麻雀やったりと、いろいろなのですよ〜」

なんか、こいつら凄い暇そうだな〜。と、思ってた矢先に、凄い言葉を聞いてしまった。

「そして、ビリだった人は罰ゲームがあって、それがもの凄くきついんですのよー」
「そうなのですよー。例えば、メイド服を着たりスクール水着を着たり、それで登下校したり、猫耳つけたり、体操服にブルマに・・・」
「あうあうあう。その罰ゲームもその日さまざまで、罰ゲームを紙に書いて箱に入れて取り出したやつをやるとか、1位だった人が命令するとか、等、さまざまあるので すよー。あうあう」

ちょっと待って、

「なぁ、それって、男子もやったのか?」
「勿論ですわよー。今は高校1年で、ここの学校は卒業しちゃったけど、前原圭一っていう人がいましてですねー。その人が一番罰ゲームくらいましたわ。多分」
「圭一はかわいそかわいそなのですよー」

誰かはわかんねーけど・・・・・・同情するぜ、圭一。

「ところで、お前ら何年なんだ?あ、俺は高二ね」
「え、中一ですわよ」
「ボクもなのですよ。にぱー」
「あうあうあう、ボクもですよー」

「そうか・・・。よっしゃ、俺も混ぜろ!!!」
俺はこう言ってやった。どうせ時間もあるし。面白そうだからいいだろうな。と思った。

「望むところでしてよー」
「負けないのです。にぱー」
「あうあうあうあう」

こうして、俺も一時的に加わることになった。


「うわあああああああああああああああ!!!何故だ、何故負けるんだぁぁぁ!!」


「これで6連敗ですわ?どうしたんですの恭介さん」
「みー、エジキなのですよ〜」
ちなみに今やってるのはジジ抜き。ババが何かわからないゲームだ、だが、何故か俺はことごとく連敗している。

「どうしました?その程度じゃ、私たちは倒せませんでしてよー」
「くっ。もう一回だ」
そう意気込んでるとき、突然ドアが開いた。

「やーやーやっとるかね諸君」
「お、珍しく今日はやってるじゃねーか」
「沙都子ーーー!!!ねーねーが帰ってきましたよー。早速かぼちゃを喰らえー!!」
「むぅ、詩音は元気だなぁ」
「あれ?初めて見る人が・・・誰なのかな?かな?」

途端に5人ほど入ってきた。年は・・・俺と同じくらいか?

「おーおー。見慣れない顔だねー、おじさんでも見たことないよ」
「・・・・・・あんた、沙都子に何かしてないだろうねぇ・・・、もしなんかしてたら、ぶちまけるぞ」
「いやそんなことしてねーから落ち着けよ。っていうか初対面がそれかよっ!!」
「詩音、落ち着いて」
「・・・そうですね。悟史くん」
「で、この人誰だ?」
「あ、この人は棗恭介さん。○○県から、修学旅行できた高校2年生ですわ。自由行動で暇だったみたいで、私たちが誘ったって、わけですわ」
「どうも、棗恭介です。よろしく」
「あ、よろしく!!俺、前原圭一って言うんだ」
「前原圭一?ああ、沙都子が言ってた人か」
「え、沙都子、教えたのか?」
「ええ、罰ゲームの紹介してるとき」
「うわあああああ!!!!罰ゲームのあの恥ずかしい格好を思い出させないでくれぇぇぇ!!!!」

ほんとにそんなのあったんだ・・・。恐いな。

「あ、自己紹介がまだだったね。私は竜宮レナ。レナって呼んでね」
そうオレンジの髪の女は言った。少し名前に違和感があったが、気にしないことにした。
「私は園崎魅音。高二だから恭介さんとは同じ学年だよ。よろしく!!」
「ああ、恭介でいいよ」
なんか、騒がしいな・・・なんつーか、空気読めなさそうだな。
「園崎詩音です。よろしく」
「よろしく。あれ、2人はもしかして双子?」
「そうですよ。お姉と私は双子で。だから、入れ替わりしても全然気づかないんですよ」
「そうそう。だから昔よくやってたなーって」
どーりで似てると思ったけど・・・双子だったからか。
でも、性格はなんとなく違そうだった。
「僕は、北条悟史です。悟史って呼び捨てでいいよ、恭介」
「ああ、よろしく、悟史」
「よろしく、恭介。」
「あ、悟史くんと沙都子は兄弟なんですよ。どっちも金髪でしょ」
たしかにそうだ、苗字も一緒だし、田舎だからそうなんだろうな。
しかし・・・どことなく理樹と雰囲気が似てるな

「で、部活してるんだっけ」
「えーっと、ビリは恭介か。キツイよなぁ。俺だって最初はそうだったし本当に地獄みたわあ・・・」
「あ、恭介くん。ちょっといいかな」
「レナさん!!余計なことは言わないでくださいましー!!」
「そうだったね、ごめん」
何か言いたげだったな。もしかして、癖があるとか・・・

「なるほど、キズがあったのか」

やっと理解できた、なんであんなに負け続けたか。

「ばれましたわね・・・でも、そこからじゃもう負けは決定ですわよ。何せキズの暗記なんて短時間では無理ですもの。」
確かにそうだ、ネタは分かってもこっから逆転はキツいもんな

「じゃあ、競技を変えよう!!」
「えー!!そうなんですのーー!!せっかく罰ゲームの道へ一直線だったのにーーー」
「沙都子、そんな弱音を吐いていたら、負けますよ。」
「そうだぜ沙都子!!次のやつでこてんぱんにしてしまえばいいじゃねーかよ」
何気に失礼なこと言われてるかもしんねーけどまあいいや。要は勝てばいいんだから。

「でも、何の競技にするのかな?かな?」
「うーんそうだねえ・・・ここはポーカーってのはどう?」
「いいですわよー」
「望むところなのです」
「僕もいいと思うな。詩音はどう?」
「勿論です。お姉をこてんぱんにできるならなんでもいいです」
「言ったな詩音ーーー!!逆にあんたの事をこてんぱんにしてやるー!!」
「望むところですよ、お姉」

色々火花が散ってるな。だが面白そうだ。

「よし!やってやるぜっ!!」
「ノリノリだな恭介。俺も負けてらんねーけどな」
「よーし!じゃあこれより部活を開催することを元雛身沢分校部長園崎魅音が宣言する!!今日は棗恭介氏も加えたいのだが、皆はどう思うか!?」
「レナは異議なーし」
「勿論俺も異議なし!!」
「をーっほっほっほ。望むところでしてよー」
「にぱ〜」
「ボクもいいと思いますです。あうあう」
「勿論ですよお姉」
「僕もだよ」
「よーし!!これより部活を開催する!!種目はポーカー、ビリの人は罰ゲームで罰ゲームは必ず実行すること!いいね!?」
「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」
「では始めっ!!」

こうして9人での部活が始まった。

「よっしゃ、10枚がけだぜ!」
「うー・・・レナはパス」
「をーっほっほっほ、10枚がけですわー」
「お、強気だねぇ沙都子」
「私はパスします」
「僕も」
「ボクもパスです」
「あうあう」
「おろ?パス多いねえ。じゃあおじさんは10枚がけで行こうか!!」

ちなみに自分の手持ちは30枚。金じゃなくておはじきの数でやってる、10枚は結構大穴狙いってとこ。
さて、俺はどうするか・・・
見たところツーペアがあるが、微妙なんだよな・・・。
「・・・・・・・・・」
「おろ?どしたの恭介。パスならパスした方がいいよ。まあそしたら逃げになるけどね〜」
「ッ・・・・・・いいだろう、10枚だ!!」
そして・・・
圭一、魅音共にワンペア、沙都子が・・・ドボンか?なんだ?・・・まぁいい。

「いよっしゃああああああああああああああ!!!」
「く、負けたぜ」
「あらら・・・強いねぇ」
ふ、ははははははは!!俺が本気を出せばざっとこんなもんよ!!

「何を喜んでるんですの恭介さん。私がフラッシュで勝ちですわよ」
え?
もう一回カードを見てみる、すると、確かにそうだった。どうやら見間違えたらしい

「悪いけど、恭介は負けね」
「ぐっ・・・俺としたことが」
こうして時間が過ぎていった。


















(おかしい・・・何かがおかしい)
恭介はそう思っていた
自分の残りは5枚。他の奴もそうとう減ってるはずだ、なのに
(いっこうに減ってないと思うのは・・・俺だけか?)
そう、皆20枚近く、いやそれ以上あるのだ
イカサマか?そう思ったけど証拠がない、結局俺は負ける運命なのか・・・?

「あらあら?どうしましたの恭介さん、さっきの威勢のよさはなんだったんですの?」
「ぐっ・・・」
「こりゃあ・・・このまま行くと多分恭介は負けるね」
「ッ・・・まだだ!!まだ終わらんよ!!」
と、どこかで聞いたことのあるセリフを口に出す。
確かにこのままじゃ敗北しかない・・・

そう思いながら手札を引くと・・・

「ッ!!!」
「どうしましたの?恭介さん?」

同じ数字が3枚。スリーカードでも十分強いが、それにジョーカーまでついてきた。フォーカードだ。
いっつもワンペアとかツーペアばっかりだったから、すぐさま俺は
「残り5枚!全部かけてやるぜ!!」
「お、強気だねぇ」
「ふーん・・・俺はパスだ」
「私も」
「むう、僕はかけるよ」
「み〜、ボクもなのですよー」
「あうあうあう」
「さーーって、このまま罰ゲームは決まるのか!?それとも大逆転するのか?さあ!!」

勝った!!

「フォーカードだ!!」
そう俺は叫んでやった
「うお!!!やるな恭介」
「はぅぅ、大逆転なのかな?かな?」
「み〜、負けちゃいましたのです」
「あうあうあうあう〜」
「あら、お姉、まずいんじゃないですか?」
「うぅ・・・こりゃ見くびってたかな?」
「ところでにーにーは・・・・・・えぇ!?」
途端に歓声があがったので、見ると・・・













「ロイヤルストレートフラッシュだね」













あまりにも奇跡に近すぎる光景だった










「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」

「という訳で、今日の罰ゲームは、恭介に決まりぃーーーー」
















「う・・・・・・・・・・・・・・・・・」
























「嘘だッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
















俺の叫びだけがその場に残った・・・・・・・・・




















「罰ゲームはメイド服を着て駅まで行く・・・最悪だな、これが他の奴らに知れ渡ったらもう・・・」
「ほらほら、きびきび歩く!!」
魅音がそう言う。
「悟史くんやりますねー。誰もが恭介が勝ったって思ってたのに」
「むぅ・・・運だよ、運」
と、詩音と悟史が話してる。
「をーっほっほっほ!!敗者にはふさわしい姿でしてよー」
「みー、かわいそかわいそなのです。にぱ〜」
「糞ッ・・・屈辱だ・・・」
「俺も当時を思い出すなぁ・・・俺のときは顔に落書きだったけど段々エスカレートしてきてね・・・もうヤバかった」
「あの時の圭一くん。すっごくかあいかったんだよー」
「いやレナそんな事言われても嬉しくねーから」
せめて女装させるなら理樹にしてほしかった・・・が、そうも言ってられん。なんとかして人に会わないようにしないと・・・

「おやまあ、魅音ちゃん。その子新入り?」
「いえ、修学旅行中の高校生です」
「あらまぁなんと・・・君、頑張るんですよ」
な、慰められた・・・・・・・・・俺はなんなんだ?
「ぐっ・・・もういいさ!!このまま堂々と行ってやるよ!!」
「をーっほっほっほ、いい意気込みですわね〜。それがどこまで続くかが問題ですけど」
と、こういう会話をしながら駅へ向かっていった。








「ふははははは・・・やっと駅に着いた・・・」
もう、元気もあんまり残ってなかった。
「さーって・・・あ、そのメイド服記念にあげるよ」
「いらねーよっ!!!!」
「まーそれは置いといて、だ」
「恭介くん、今日は楽しかったよ」
「そうですねー。久しぶりに燃えましたよ」

でも・・・確かに楽しかった、久しぶりに遊んだ気がするから。
こういうのも悪くないなって俺は思った

「をーっほっほっほ!次に来たときは裏山に案内してあげますわよー」
「あうあうあう。あそこはとても危険なのですよ」
「かわいそかわいそなのです〜」

ちょっと物騒だろそれ

「また、来れたら来てね、恭介」
「多分もう来れないと思うが・・・・お前らに会えてよかったぜ」
最後ぐらいはクールに振舞った


「そうだ、恭介、あんたって寮生活?」
「ああ、そうだけど?」
「じゃあさ、住所教えてくれない?もしかしてそっち方面行く時があるかもしれないからさ」
「そうか」
そういって魅音に住所を教えた

「ありがと、じゃあもし何かあったら手紙よこすから」
「っていうかお前ら、携帯持ってるんじゃねーの?」
「みー、電波が通じませんです」
「悪いことを聞いたな、すまん」

そう言った後、俺は妙な違和感を感じた。
今から2年前か・・・?雛身沢村って言う地名が新聞に載ってたような・・・
しかも、政治関連というか、そういう難しい方面で

今度図書室で見てみるか。


やがて電車が来る。
そろそろ時間のようだ


「じゃーねー」
「またなー!!」
「さよーならー」
「また来て下さいましー」
「みー、さよならなのです〜」
「あう、さよなら〜」
「今度会ったらまた再戦したいところです」
「さよならーまた会おうねー。」
順に魅音、圭一、レナ、沙都子、梨花、羽入、詩音、悟史の順に言っていった。

「皆!!」

俺は言ってやった。


「お前らに会えてよかったぜ!!またな!!」




こうして、雛身沢での時間が終わり、俺は宿舎へ戻っていった。



















「と、言うわけだ、分かったか?」

恭介がそう言ってくる。
ってゆーか、ねぇ・・・

「なぁきょーすけ」
「何だ?鈴」
「おまえ、きしょいな」
うんうんと一同が頷く。
「まさか恭介にそういう趣味があったなんてよ、俺には信じられねーぜ」
「同感だ、かなり幻滅したぞ」
「正直、ドン引きしたよ」
数々の罵声が恭介に向けられる。

「ぐぅっ!!う、うるせーやい。しょうがねーだろ負けて罰ゲームになったんだから!!あと、趣味がどうたらこうたらとか言うな!!」
「しかも・・・ここからロリ疑惑があったなんてよ」
「ああ、まさか・・・とは思っていたが、これほどとはな・・・」
またまた数々の罵声が

「う・・・そうじゃねぇ、俺が見とれてたのは、遊んでいる奴らが生き生きしてるなって思っただけで、下心なんて抱いてねーよ!!!」
「恭介・・・」
「何だ?理樹?お前だけはわかってくれるのか!?俺のこの苦しみを、勝手にロリって言われるこの俺の苦しみをわかってくれるのか!?」
「見苦しいよ。」


今の一言が相当ショックだったらしく、恭介は部屋の片隅で落ち込んでいた。

「どーせ俺はロリですよーだ」
「哀れだな」
「ああ」
謙吾と真人が口々に言う。

「でもさ、案内してって言われたんでしょ?だったらすぐに返事書いたほうがいいんじゃない?集合場所とか時間とか決めてさ」
「それもそうだな」
「確かにな、幸いまだ月曜日だ、奴らは土曜日に来るのなら、さっさと返事を書いたほうがいい」
そう言った時、恭介が何かドス黒いオーラを出して机に向かった。

「ふっはっはっはっはっは!!!どうせなら最初の日の午前中は俺の復讐って事でリベンジマッチってのはどうだ!?」
「ええ!?恭介。それは止めたほうがいいんじゃない?」
「うるせえ!!俺にあの恥ずかしい格好をされた屈辱を味わったままにしろと言いたいのか!?せめてそのリベンジをしねーと俺のプライドが許さねーんだ!!」
「あの・・・恭介?」
「やってやる・・・俺はやるぜ・・・そして奴らにも同じ格好をサセテヤル!!」
「うおっ!!恭介の言葉がカタカナになった。これはまずいぞ!!」
「あほだな」
「うむ」
「んだとテメーラァ!貴様らも俺と同じ格好にされてーかぁ!!」
「そういえばさっきの話だとメイド服がまだあるらしいね」
「「「・・・・・・」」」

沈黙が訪れた。

「恭介、それ本当か?」
謙吾が聞く
「勿論だ、捨てるにも捨てきれなくてな。で、どうするか迷ってたらずっとほったからかし・・・って何だお前らその目は、その汚物を見るような目はぁ!!」

「あばよ、恭介、なんつーか、すげえ失望したぜ」
軽蔑の視線を恭介に向けた真人が部屋から出て行った。
「真人ォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
続いて謙吾も立ち去ろうとする。
「謙吾ォォォ!!待ってくれよ、話を聞いてくれよ!!」
「さらばだ恭介、お前の事は忘れない」
謙吾も出て行った。
さらに、理樹も
「り、理樹!!お前は俺の事を裏切らないよな!?約束したよな!?」
「さようなら 恭介」
理樹も出て行った。

「理ぃぃぃぃぃぃ樹ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

ここまでくるともう哀れである。

そして鈴も

「り、鈴、待ってくれ、お、俺は決してそういう趣味があった訳じゃなくて、あの、その、偶然なんだよ偶然、大体この話をするまでメイド服の存在忘れてたし、だから 話を・・・」
「きしょいんじゃぼけーーーーーーっ!!」
鈴のハイキックが恭介の顔面にクリーンヒットする。それに今までにもないような音がした。

そして誰もいなくなった。

「ぐっ・・・畜生、こんなのってねぇよ・・・こんなのって・・・」

その場に恭介一人が残された。













――――――――――――翌日―――――――――――――――――




いつもどおり朝、食堂に行くと、謙吾、恭介、鈴といつものメンバーが揃ってた。

「おはよう皆」
「おう、おはよう理樹、それに真人」
恭介が言った。
それより昨日の怪我というか、アレはどうなったのかな?
「んで結局手紙は出来たのか?恭介」
真人が聞く 「
ああ、あの後書き終えてな、一応集合時間とかその他諸々と書いてやったぜ。」
どこか自慢気に言う。
「それで、その手紙はだしたのか?」
「勿論だ、学食に来る前に出してきたよ」
さすがは恭介だ、なんだかんだいってこういうのは手っ取り早い。
「でもよぉ、結局何することにしてんだ?」
「そこが結構迷った。が、とりあえず初日の午前中は再戦って事にした」
「競技は?」
「まだ決めてない」
「ふーん・・・そうか、こまりちゃんたちにも話したのか?」
「いや、まだだ、これから話をつけようと思っている」
「そうか・・・幸い、来週の連休には部活は入っていないから、俺もつきあえるぞ」
「うむ、中々興味深い話をしてるじゃないか」

と、あるはずのない声がしたので振り向くと・・・



来ヶ谷さんがいた



「なんだよ、来ヶ谷かよ、びっくりしたなあおい」
「話は聞いた、どうやら雛身沢村ってところから恭介氏が修学旅行へ行ったときに知り合った人がここに来るそうじゃないか」
なんかもう、なんでそこまでしってるのって言うのがつかれるほど
そのぐらい、核心を突いてきた。

「まぁ、どこでそんなに知ったのかは別だが、その通りだ」
「なんなら今日の放課後に全員集めるか?」
「いや、とりあえず返事が来てからだ、明日か明後日には来るだろうから、そしたらメールで伝える」
「そうか、そいつは残念だ・・・」
「いやいやいや何が残念なんだか」
「ま、取り敢えず今週の三連休は空けとけよって感じにいっとけ」
「うむ、心得た」

そういって来ヶ谷さんは学食から姿を消した

「しっかしびっくりしたよなぁ。いきなり出てきたからなぁ」
「全くだ」
その時チャイムが鳴った。

「え、ええーーーっ!!ちょっとマズくない!?」
「ぐっ、しくじった、」
「俺としたことが・・・」
「ぐっ、こっからダッシュだ!!そうすれば間に合うはずだ!!」
「いや真人、ここから2、30秒じゃあ教室には間に合わないよ」
「俺の筋肉なら行けるっ!!」
と、真人は陸上選手のスタートの姿勢になり、すぐさまスタートを切った。
「お、はやいはやい」
と、そう言った瞬間先生にぶつかって怒られた。

「やっぱりあほだな」

とか言ってたら鳴り終わった。


「あらら・・・」
「・・・よし行くぞ!!」
この後僕ら5人はこっぴどく叱られた。







「ふいー終わった終わった、理樹、グラウンド行こうぜ」
「うん、そうだね」
とりあえず鞄の中に道具を入れた
途端に恭介からメールが

『悪い、今日は俺は用事があって行けないからお前らだけでやってくれ』

「真人、恭介来れないらしいよ」
「うおっ!まじかよ・・・意外だな」
「というか手紙の事が気になるんでしょ」
「そ・・・そうか」
「じゃあ、早く行こう」
「だな!」





「通天閣打法ーーー!!」
カキーーーーーンと白球が高く舞い上がる。
「お、謙吾くんやりますね、私も負けてられませんですヨ!!」
「2人ともがんばって〜」
「わふー」
謙吾に数々の声援(?)が浴びせられる
「ぐっ・・・理樹!!俺とピッチャー変われ!!」
「え、ええ!?」
「こいつばっかりにいい格好させられてたまるかよ!!見てろ!!俺の本気を」
真人が僕からボールを奪う
「面白い・・・そうだな、いつものバトルのように、勝った奴は負けた奴に称号をつけるっていうのはどうだ?」
うわー・・・あれってまだ続いてたんだ・・・
「へっ・・・やってやるぜ」
「下らない前置きはいいから早く始めてくれないか真人君」
「そーですよ、このままじゃ退屈で退屈ではるちん死んじゃう」
「はやくしろ、ぼけ」
「う、うるせーなー!!わかったよさっさとやってやるよ」
そう言いながらモーションに入る

「うおおりゃああああああああああああ!!!!!!!!!!」

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


どすっ



デッドボール




「あちゃー・・・やっちまいましたネ」


「真人オオオオオオオオオ!!!貴様アアアアアアアアア!!!!」
謙吾が真人に物凄い形相で向かってくる
「んだとテメェ!!やるかァ!?」
「いやいや何で真人が逆ギレしてんの?」
「いや・・・こいつ俺が投げる瞬間にお前は筋肉しか取り柄がないのにその筋肉すら使いこなされていないただの筋肉バカだって言いやがった」
うわぁ・・・出たよ真人の言いがかり。
ただそれはともかく謙吾と真人が暴走してる、どうするべきか・・・・・・

「少年、このままじゃ埒があかんぞ」
「分かってるけど・・・」
そう考えていると来ヶ谷さんが何か思いついたようだ
「ふむ、理樹君、こんなのを言ってみるのはどうか?」
「え、何・・・・・・ってこれは結構マズいでしょ!!とにかくマズいって!!」
「いいじゃないか、こうするしか止めれないんだから」
「よくないよっ!!」
「いいのか?下手すればあの2人が関係ない人まで巻き込んで活動休止になるかもしれんぞ?」

・・・この人、ある意味脅迫のプロなんじゃ?
とにかく来ヶ谷さんはどうしても言わせたいらしい。
でも・・・・・・いいのかな・・・

「真人っ!!謙吾!!」
「何だ理樹?てめーもやっちまうぞ」
「理樹、口出しするな、これは俺とコイツの問題だ、下手に口出しして来たら・・・・・・」


「しね」



一瞬、何かが凍りついた気がした。




「うわああああああああああああ理樹いいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
「お、俺が悪かったあああああああああ!!!許してくれえええええ!!!!!!!」


真人と謙吾が泣き崩れた。

・・・っていうか、そんなに落ち込まれても困るんだけど。

「ふ・・・喧嘩も収まったし、練習を再開しようじゃないか」
「やっはーい!!次は私がバッターですネ」
「わふー・・・これで良かったのでしょうか?」
「まあまあいいじゃないか」
こうして練習が再開された・・・
一方、真人と謙吾は2人してうずくまって落ち込んでいた。

「・・・大丈夫ですか?井ノ原さん。宮沢さん」
「大丈夫な訳あるかよ畜生・・・」
「くそ・・・俺の何が悪かったんだ・・・?」

「1人の男を2人の男が奪い合う・・・アリです」

いやあんた何言ってんだ。

こうして日が暮れていった―――――







部屋にて――――――
「理樹・・・俺が悪かった、だから許してくれ」
「理樹・・・」
・・・まだ落ち込んでるよこの2人
「いいよいいよ、あれ来ヶ谷さんの謀略だし」
そう言うと二人は生き返ったかのように生き生きとしてた。

「「ありがとう!!理樹!!」」

「は・・・はぁ・・・」
「やっぱり馬鹿だな」









学食に行くと・・・恭介が妙な表情だった。
「どうしたの恭介?」
「フッフッフッフッハッハッハッハッハッハッハ」
「うわっ、きょーすけが壊れた!!」
「皆!!諸々の予定が決まったぞ!!」
「ってことは、返事が来たのか?」
謙吾が聞き出す
「あたぼうよ!!これで役者は揃った・・・後は勝負に勝って奴らにも俺と同じ服装をさせてやる!!!」
「誰かこの馬鹿兄貴をどうかしてくれ」
鈴が嘆いた
無理もない。こんな境遇だったら誰だって嘆きたくなる。
「それで、俺たちはどうすればいい?」
「放課後に理樹達の教室に集合だ!!他のメンバーにも伝えておけよ!!」
そう言って恭介は学食から立ち去っていった。




放課後


「時は満ちた・・・」
恭介が怪しげな事を言う。
「これより土曜日のミッションを命ずる」
「いつになくまじめですね」
「本当ですネー。何があったんやら」
「そこ!!私語をするな!!」
ビシィ。と指をさして注意する。
確かにいつもと雰囲気が違うようだ。

「ではまず最初に・・・」
「あーーーーーーーーーーーーっ!!!」
いきなり真人が大声を出す。

「謙吾ぉっ!!お前また騙したなあ!!今日の昼休みはそのせいで大変だったんだからな!!」
「お前が馬鹿だからいけないのだろう」
「何だ?なにかあったのか?」
「鈴!!皆!!聞いてくれ!!俺が漫画読んでてブルースリーの苗字が・・・っていう話があったからブルースリーのどれが苗字って謙吾に聞いたわけよ!!」
「そして俺がブルーって答えてやったわけよ」
「それをいろんな人に言ってったら大爆笑されるわ馬鹿と言われるわで散々だったんだからな!」
「お前が馬鹿だからいけないのだろう」
「やっぱりばかだな」
元ネタの人ごめんなさい

「貴様アアアア!!今日という今日こそは許さねぇ!!」
「今のお前に何が出来る?」
そう2人がキレていると・・・
「ッ!!!!」
やばかった
恭介がやばかった



「お前らを・・・殺す」

声繋がりで某作品の主人公の名ゼリフを口にした



「ちょっちょっと恭介ストップストップ抑えて抑えて」
「うわぁっ、きょーすけがやばいぞ」
「ふぇぇっ!きょきょきょ恭介さん怖いよう」
「よっしゃー!!やれやれー」
「わ、わふー、ピンチなのです」
「ふっはっはっはっはっはっ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」




あまりにもアレなので表現できません。なので皆さんのご想像にお任せいたします。





「という訳で最初に・・・土曜日の集合時間だ」
何事もなかったかのように説明を始める。
真人と謙吾は今病院の集中治療室に運び込まれたようだ。
「皆は9時30分に門のところに集合しててくれ」
「おっけーですヨ」
「俺はあいつらを迎えにいかなきゃならないからな」
「ところで恭介氏、一体何人来るんだ?」
「えーっと・・・12人のようだ、元々大人達が用事があって、で、それについて来たと」
「大人は何人?」
「4人だ」

っていうか・・・4人もいるのか・・・大丈夫かな?

「はーいしつもーん」
「なんだ三枝?」
「えっとですネー。午前中何をするんですか?」
「そこをまだ決めてないが・・・何か意見は?」
しばらく考え込んだあと、聞いてみた
「ちなみに恭介は何で負けたんだっけ?」
「カードゲーム系だから、俺としては缶ケリとかそういうのでいいと思うが・・・」
「思い切って野球ってのはどうだ?」
鈴が言う。もっともだ。
「いや、それはさすがにせこいだろ、余裕で勝っちまうぜ」
「じゃあ、僅差で勝てるような競技がいいと」
「当たり前だろう。そこにロマンがあるんだぜ」
そんな自信満々に語られてもなぁ・・・・・・
「この際缶ケリでいいんじゃないですかー?」
「そうだねー。前やったときのルールでやればいいと思うよ〜」
「わふー。私もそれがいいと思いますです!」
葉留佳に小毬にクドが賛成する
「私もそれでいいと思います」
「うむ、おねーさんも同感だ」

「そうか・・・鈴に理樹はどうだ?」
「あたしは別にいーぞ」
「理樹は?」
「僕もそれでいいと思うな」

「よし!!!じゃあ競技は缶ケリで決定だ!!」

「よおし、がんばるよー」
「ふっふっふっ・・・はるちんを本気にさせたら命は無いと思えっ」
「その前に自滅したら命は無いと思ったほうがいいぞ、葉留佳君」
「え!?いやーやはは、あれはちょっとした出来心でぇ・・・その・・・あはは・・・」

「ともかく土曜日は9時30分集合だ!!諸君、遅れるなよ」



こうして今日のところは終わった。


「ところで真人と謙吾には伝えなくていいの?」
「ちゃんと伝えておくさ、心配するな」















―――――――――――――――――――――土曜日――――――――――――――――








私、前原圭一は道に迷われています。


なぜ、道に迷っているのかはわかりません。


ただひとつ判る事は、皆がどこへ行ってしまったことと関係があると言う事です。


レナと魅音達は犯人の一味、他にも大人が2名ほど、注射器とカメラを所有。


(ここまでが1枚目。ここから下は真横に破られている。)


どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。


これをあなたが読んだなら、その時、私は迷子センターで皆を呼んでいるでしょう。


・・・同級生に聞かれてるか、ないかの違いはあるでしょうが。


これを読んだあなた。どうか私を助けてください。


それだけが、私の望みです。


                    前原圭一







「・・・チクショー!!赤ッ恥かかされたじゃねーかよ!!」
「いやーまさかねー、圭ちゃんが名古屋駅で迷うとは思わなかったよ」
「レナ達も探したんだよ、だよ」

結局、圭一がトイレに行ってる間に、皆どっかいっちゃったらしくて・・・
探したんだけどいなかったらしく、時間もマズいと思い

迷子センターに駆け込んだらしい・・・

「圭ちゃんは子供ですねえ〜」
「正直あれは驚きましたわよー。まさか放送で私達の名前が呼ばれるなんて」
「かわいそかわいそなのですよー」
「元はといえ俺がトイレに行ったときにいなくなるのがいけねーんだろ!!そこを察してくれよ!!!」
「いやー、ちょっとね・・・出来心ってやつ?」
「うーくそ・・・これが誰かに聞かれでもしたらもう会わせる顔がなくなる・・・」
「大丈夫だよ圭一くん。男なら一回は体験するさ!!」
爽やかな口調の男―――富竹ジロウがそう言う。相変わらずカメラは持ち歩いているようだ。
「そういうもんなんですか富竹さん?」
「勿論さ!!!」
「ちぇーっ、こういう人に限ってないんだよなー」
「むぅ、そんなに心配しなくていいと思うよ。だってこんな早朝に学生なんて僕らぐらいだよ」
金髪の男、北条悟史はそうフォローしてくる。
「いえ、休日だからもしかして・・・という事はありますよ」
入江診療所の所長、入江京介は答える。

そもそも今日は、入江所長と富竹さんが上層部から呼び出しくらって、
3日ぐらいそこに留まるんだけど。そこで魅音が凄い計画を考えたようだった







「皆ー、来週の3連休空いてるー?」
「ああ、今の所予定はねーなー」
「レナもだよー」
ふと悟史と詩音を見ると・・・
半ばあきれた表情だった。魅音、お前一体何をしようとしてる?
「じゃあさあ、高校行かない?高校」
「は?高校って?ここも高校だろ」
「じゃなくてさー、ほら、恭介達の高校」
「恭介・・・?」
一瞬、頭が混乱する。そもそも恭介って・・・
「あ、去年修学旅行でここに来て私達と遊んだ人だよね、よね!」
「あー思い出した思い出した・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
少し状況が読めない。
確か、東京らへんから来てたんだよなぁ・・・
それを来週の3連休?どういう事だ?
「スマン魅音、最初っから詳しく説明してくれ」
「えー分かんないかなー、つまりおじさん達で新幹線とか乗り継いであっちに行くわけよ、ちょうど寮生活だから泊まれるしー、交流できるからいーじゃーん」


「あのなぁ・・・それマジで言ってんの?」
「え?おじさんはいつも本気だよー」

ははははははっ・・・
これが笑わずにいられるかよ・・・唐突すぎるだろそれ、っていうか金とか理由とかどうつけるつもりなんだこいつは

「あの魅ぃちゃん。なんでいきなり行く事になったのかな?かな?」
レナが詰め寄る、流石に冷静になるのは難しいようだ
「いやいやちょっとちょっとレナこここ怖いっていやマジでうんマジで」
「答えてくれないの?魅ぃちゃんは仲間を裏切るんだ・・・」
「レナさん怖いですねー」
「もう畏怖すら感じるよ・・・」
詩音と悟史が冷静に事を見てるが実際かなり怖いからねコレ。
「わ、わかったわかったわかったからそんなに怖い顔しないで!!」
ようやくレナが普段どおりに戻った
「それで、どういうことなのかな?かな?」
「俺も知りたいぜ」
「えっとね・・・前、園崎家の会合でね自由時間、つまりフリートークな時間があったのさ、その時に、監督と富竹さんが東京行くって話しをしてたのさ」
「それで?なんて言ったの?」
「そこに私が入り込んでいって、
『ねえ、その日さぁ、私達部活メンバーも行っていい?』って聞いたのよ
そしたらさ、少し考えた後
『別に構わないけど、ちゃんと親とかの許可をとるんだよ、後、金曜日の夜に出るからね』と、返ってきたわけよ」

富竹さん・・・あんた、軽いな。

「で、その日の夜に婆っちゃと母さん達に話したのさ、そしたらね
『好きにしなさい、若い頃はそうやって日々を生きていくんだよ』って、妙に格好いいセリフ言ってさあ」
「それで・・・お前は良かったと」
「でさ、ついでに、
『梨花ちゃんも連れてくけどいい?』って聞いたのさあ、一応オヤシロ様の生まれ変わりって呼ばれてるし
そしたら、『なあ魅音、もう祟りとかアホらしくないか?こういう弊害は取ったほうがいいんだよ、連れて行きなさい』
って言われちゃってねぇ。あはははは、もう笑っちゃうでしょ」
「ぶっちゃけ魅音の方が笑えるけどなあ」
「それで、梨花ちゃん達の許可はとれたのかな?かな?」
「あっさりOKだった」
「ま、保護者が村長ですからねー」
「まあ実の親じゃない分、無理には止めれないもんだからね」
「ところで、悟史と詩音はどうだったんだ?」
「私は勿論OKですよ」
「僕もね、最初聞いたときはびっくりしたから戸惑ったけど、実際面白そうでしょ、それに大人もいるから大丈夫だと思ったんだよ」
「正直あと圭ちゃんとレナ待ちなんだよねー。どうする?2人とも?」

「うーん・・・」
「・・・・・・」
少し悩む、そりゃあ唐突すぎるからなぁ・・・
「レナはおっけーだよ!お父さんが許してくれるかどうかだけどね」
「よーし後は圭ちゃんだけ!!さーどうする?」
「決まってるだろ、オッケーだ!!!」
ビシィ!と親指を突き出す

「これで決まりぃー!!詳細は後日連絡するからねー」

その晩

「もしもし、前原圭一です」
「おんやぁ?どうしましたか」
この独特な口調、今は定年退職して北海道で暮らしている大石蔵人に、圭一は電話していた
「いえ、今回はKと呼んでください!!」
「ふっ・・・わかりましたよK!!ところで一体何のようですか?」
「来週の連休があるだろ、クラウド、その日、俺達は東京方面に行く予定なんだ」
「ふむ、それで?どうかしましたかあ?」
「土曜日の朝に、東京駅で待っていてほしい」
「ほーう・・・どうせ暇ですし、いいですよK。ところで誰が来るんですかあ〜?」
「俺にレナに魅音に沙都子に梨花ちゃん。それに羽入に悟史に詩音、さらに、トミーとイリーだ」

「・・・成程、つまり、ソウルブラザーを再結成するということですかあ〜」
「その通りです!!」

「いいでしょう、絶対に行きます。待っていてくださいねえ〜」
「何時に行けばいいとかは後で電話するんで、それまでよろしく!!」
「んっふっふっふ〜。では、よいお年を」
ガチャン ツー ツー

「んっふっふっふ〜。久しぶりに息が逆流しそうですねえ〜」




同じ頃、古手家

「・・・というわけなのです、来てくれますか?赤坂?」
彼女と話している人は、赤坂衛、東京の警視庁の公安部に勤めている男性だ
ある意味、最強の男なのかもしれない・・・
「勿論だ、君が御用とあれば、すぐに君の元に行くよ」
結構怪しいことを言ってるが、一応真面目な事言ってます
「では、また後で時間とか連絡しますので、あ、後、雪絵にもよろしくと伝えておいてくださいです」
「分かった、じゃあまたね、梨花ちゃん」
「はいなのです〜」
ガチャン ツー ツー

「梨ぃ花ぁーーー、どうでしたの?」
「みー、オッケーなのです」
「へえー、赤坂さんって人、一回会ってみたいなあ」
「あうあうあう、悟史、赤坂は梨花の王子様なのです」
「は、羽入!!あんた何言ってんの!?」
梨花と羽入が走り回る
実は、悟史も古手家に住み込んでいる、
病気もすっかり治ったが、北条家が住める様子じゃないらしいのだ
それに、嫌な思い出ぐらいしかないだろうから・・・
「それにしても、魅音さんも凄いこと考えますわよねー」
「いっつも思うんだけど、魅音って生まれる時代が違えばきっとすごかったろうね」
「まったくなのですよ〜」
「あうあうあうあう」
「でも・・・梨花は赤坂さん誘ったんですわよね」
「みー?その通りなのですよ」
「圭一さんあたりは多分、大石さんあたりを誘ったんでしょうね」

大石。という言葉を聞いて悟史は引きつる
無理も無い、大石という人物は悟史にとっては悪いイメージしかないのだから・・・

「大丈夫なのですよ、悟史」
「だけど・・・」
「悟史・・・」
羽入が語りだす
「大石は、殺された現場監督の友人でした」
そう、バラバラ殺人事件、通称オヤシロ様の祟りの1年目
「それを知って、大石は、必ず犯人を暴いてやろうと決心したそうなのです
このとき、大石は園崎家が黒幕だと思っていました。
それに、もうじき定年ですから、何としても暴こうと焦っていたので、あんなに横暴だったのですよ」
「・・・・・・・・・」
「でも、あの事件は・・・知ってるでしょう、4年目の犯人さん」
「・・・・・・あまり思い出したくないけどね・・・」

北条悟史、4年目のオヤシロ様の祟りの行方不明者であり、表面上は違うが真の犯人。

「あの時は、もうあれしかなかったんだと思う・・・
叔母も叔父も最悪でね・・・沙都子もかなり傷ついててね・・・僕がやるしかないんだと思っている
幸い、もうすぐ綿流しだから、その日に実行すれば怪しまれないだろうと思ったんだ・・・」
「にーにー」
「僕のやった事は・・・正しかったのかな?」
悟史の目から一滴の涙が落ちる
「正しいかはどうかは分からないのです。でも」
梨花ちゃんが何かを思い出したかのように話した
「何かきついことがあったり、仲間を疑いそうになったら・・・仲間に相談するのですよ、悟史」
「梨花ちゃん・・・有難う」
「にぱ〜」
「悟史、大石を怖がる必要はないのですよ」
「そうはいってもなぁ・・・いきなりイメージ変えるのはきついよ・・・」
「大丈夫ですわよ!むしろドン引きしそうですわよ」
何が?と言おうとしたが、触れてはいけない世界の気がしたのでやめた
「くぁ・・・眠いのです」
「ぁぅぁぅぁぅ」
「そうだね、そろそろ寝ようか」
「おやすみですわー」
「おやすみなのです」
「あうー・・・シュークリームが食べたいのですー」
「もう寝たんだ・・・」
「そんな羽入にキムチをプレゼントなのですー」
「あ、あうあうあうあうあうあうあう!!!」
「むぅ・・・」
こうして、激動の1日が終わる・・・










「景色が新鮮だなー」
「そうだよねー。おじさんもそう思っちゃうよー」
新幹線の中で、俺達は他愛の無い会話をしていた
『次は、終点、東京駅、東京駅でございます。お降りの方は・・・』
「次ですね。皆さん、降りますよ」
「よっしゃぁ!!!いざ、決戦の舞台へ」
「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」






「お待ちしておりましたよお〜」
「久しぶりです、皆さん」
降りると、大石さんと赤坂さんが待っていた
「赤坂ー」
「梨花ちゃん。久しぶりだね。随分大きくなったんじゃないか?」
まるで娘のように赤坂は言った
「おやあ?そこにいるのは悟史くんではございませんかあ」
「・・・お久しぶりです」
やはり、悟史からはどこか緊張感が抜けてないらしかった。
「大丈夫です。あなたが犯人だろうとも私には関係ありません。それに、真相を入江先生から全部教えてもらいましたから」
「そうですよ悟史くん」
「そうですか・・・」
大分警戒心は弱まったが、まだ安心してないようだ
「おい・・・皆、久しぶりだな!!」
「んっふっふっふ〜、やりますか?」
「勿論さぁ!!ここに男のロマンがあるのさ!!」
「さあ、行きましょう同士!!」

「K!」
「トミー!」
「クラウド!」
「イリー!」

「「「「我ら!!雛身沢ソウルブラザー!!!!!!」」」」

まさに戦隊ものの爆発が背景に流れてもいいような風景。

「っ・・・・・・」
「あー、やっぱり最初はそう反応するよねー」
「慣れれば平気だよ悟史くん」
「そうですよ、いっつもですからね、あの4人は」
「む・・・むう・・・」
流石に唐突だから戸惑うらしい。
だが、これでわだかまりも結構とけたのかもしれない。









「よう、皆、久しぶり」
恭介が入り口で待っていた
「やあやあ久しぶりー!!」
「前回みたいに負けはしねーぜ」
「くっくっく〜、あれは大ウケだったねえ。梨花ちゃん!!例のブツを!」
「はいなのです」
そう言ってリュックから取り出したのは・・・あの時の写真だった
「げ、げぇっ!!そ、それは・・・」
「おや?それって僕が撮った写真じゃないか?」
「みー、確か羽入か沙都子にあげませんでしたか?」
「そうか、思い出した思い出した、沙都子ちゃんがその写真を欲しいって言うからあげたんだった、あっはっは」
「あ、紹介するよー。こちらは富竹ジロウさん。フリーのカメラマンをやってる人だよ」
「どうも、よろしく」
「よろしく」
「そして、こちらの3人が、大石蔵人さん、入江京介さん、赤坂衛さん」
「「「よろしく」」」
「棗恭介と言います、どうかよろしく」
「さーて、行きますか!!!」



「ワゴン車か、こんな大人数乗るのか?」
「多分無理に近いだろうな」
「うおいっ!!そんなあっさり言うなよなあ」
「出来る限りくっついたり上に乗っかったりして座ってくれ」
恭介が指示する
「みー、ボクは赤坂の上に乗りますですー」
「ちょっと梨花ちゃん。それはマズいんじゃ・・・?」
「大丈夫なのですよ、にぱ〜」
満面の笑みで梨花ちゃんは答える
「しょうがない・・・いいよ」
「やった〜なのです、にぱ〜」
「大石さん場所とりすぎー!!前より太ったんじゃないのー?」
「すいませんねぇ、どうにも5キロぐらい太ってしまったようですう」
「助手席にしませんか?私や富竹さんならまだ大丈夫ですし」
「それ、遠まわしに私の事太ってるって言ってますよねぇ」
「ま、しょうがないじゃないですかー」
「あうあう、事実だからしょうがないのですよー」
結局、助手席に大石さんを座らせて、
後ろはすごくぎゅうぎゅうだったそうな・・・








――――――――――――――――――学校――――――――――――――――――――


「凄いな真人・・・」
「ありえないな、こいつ」
謙吾と鈴が呆れてる、無理も無い
何が有り得ないかと言うと、昨日から張り切りすぎてるせいか、スクワット千回や腕立て200回など、沢山筋トレをしてたと言う。

・・・っていうか、真人も謙吾もよく復帰したな・・・集中治療室に運び込まれたってのに

「理樹はきづかなかったのか?」
「ぐっすり寝てたからね、朝起きたときはびっくりしたよ」
「へっ・・・おかげで寝不足だがよ・・・もし俺が倒れたら後はたのむ」
「わかった、お前のためにはかをつくってやる」
「わかった、これで俺も安心・・・って、勝手に殺すんじゃねえええええええええ!!!」
「しかし・・・こんなに早く集まるとはな、おねーさん思いにもよらなかったよ」
「皆やる気抜群だね〜」
「もちろんですヨ!!恭介さんを負かしたという人たちがどんな人かも見たいですし」
「それに、興味もあります」
まあ・・・まだ集合時間にもなってないからまだ来ないよね・・・
「思い出したけどさあ真人」
「何だ理樹?」
筋トレしている真人に質問する
「この前貸したノートあるよね、あれ、ちゃんと返してくれない?宿題あるからさあ」
「ああ、そのことか、ちゃんと返すぜ」
「頼むね真人」

「なあこまりちゃん」
「なに?りんちゃん」
「あれはなんだ?」
鈴の指差す方角を見る
「えーっとねー・・・ふぇ!?」

その方角には・・・恭介が運転している白いワゴン車が、かなりの速度でこちらに向かっていた




「お、おいおいおい!!ちょっと速すぎるんじゃねえか!?」
「ぷぇー時速150キロごえー」
「どどどどうするのかなかなかな?」
「く・・・くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ」
「ひゃー詩音さんが壊れましたですわー」
「にぱ〜」
「あ、あうあうあうあうあう!!どうして梨花はそんなに平気なのですか?
あうあうあうあうあう辛いのです辛いのですキムチは嫌なのです!!」
「何を言ってるの羽入。私はキムチなんか食べてないわ」
「むう、あまりの恐怖心で幻覚症状みたいなのがでたみたいだね」
「ってゆーか悟史!!何でそんなに落ち着いてるんだよお!!」

全ての元凶はこうだった。

最初は他愛のない話をしていて、速度だってこれのー100キロだったんだ

ただ、魅音が恭介の罰ゲームの話をして、皆で爆笑してたら・・・

いきなりモードが入ったらしくて、このような悲惨な状況になったらしいんだ



「なかなかいい運転しますね!!」
「その通りですねえ〜、若い頃を思い出します」
「いや、僕が教官だったら一からやり直しだな」
凄く落ち着いてる3人、ある意味すごかった
ってゆーか・・・何の教官だよ

「メ・・・メイドに栄光あれぇぇぇ!!!」
取り乱してる大人が約1名。まあ、しょうがないですよね。


ギイイイイギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!


「ついたぞ」

恭介が冷静に事を言う

「そう言ってもちょっとあれは心臓にわりいよ・・・」
「レナもだめかも・・・」
「いけぬぇー」
「駄目ですねー皆さん、そんなんじゃあ勝てませんよ」
「何いってるんですの詩音さん!!さっき詩音さん
『ま、間に合った!!出来た!!全部出来た!!ポテチよ悟史くん!!』だか
妙な事を言ってましたじゃないですのー」
「あ、あれは・・・・・・ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ」
「あるぇー?」
兎も角、皆平常心を失っていた。
・・・一部を除いて


「フッ・・・さて、魅音、これが俺達だ」
要するに、これが俺達のメンバー、リトルバスターズだと言いたいらしい

「ふーん・・・くっくっくぅ!!さて、我らが部活メンバーにどこまで対抗できるかなあ?」
「望むところだ」
何故か熱い握手を交わしていた



「・・・・・・」
真人が呆然してた
「どうした?真人。」
謙吾が聞き出すが、本人の耳にはとどいていないようだ
「・・・そこの大人の皆さん!!」
つまり、入江とか赤坂とかを言ったのだろう
「どうしました?」
「俺と勝負して下さい!」

「いやいやいきなり過ぎでしょ真人」
「いや、俺の本能が告げているんだ。こいつはすげぇ筋肉だと!!」

そんな本能があるならその少しを勉強に使えば良くなるのに・・・

「んっふっふ〜、赤坂さあん、ここは貴方でもいいんじゃないですかあ?」
「いいんですか?」
「大丈夫さあ!!見たところあの少年も相当鍛えてるようだし」
「うーん・・・、よし、そこの少年、名前は?」
「井ノ原真人です」
「そうか、井ノ原くん。怪我しても知らないよ」
赤坂が構える。

「ッ・・・」
謙吾が怖気づいた
「真人・・・お前、死ぬ気か?」
「え、ええーーーー!!そんなにあの人強いの!?」
「少年にはわからないだろうな」
来ヶ谷さんが答える。
「なんかよくわかんないけどすごいですネ」
「だよなー」
会話に自然に入ってきた男がいた。

「あ、紹介がまだだったか、俺は前原圭一、高2だ。皆よろしく!!」

突然のことに、皆はどう言ったらいいのか困惑しており、葉留佳でさえ沈黙していた・・・




「おいおいなんだよー。もっと皆心を開こうぜー。」
そうだ、じゃないと何のために今日集まったか分からないじゃないか
「僕、直枝理樹って言うんだ、よろしく、圭一」
「うおいっ!サンキューな、理樹、どことなく悟史に似てるな」
「悟史って?」
「ほら、あそこにいる詩音・・・あ、緑のロングヘアの女の近くにいるじゃんあいつに似てるってことさ」
金髪のあの人か・・・ちょうど西園さんや小毬さんや鈴のところで話してる人ね



「来ヶ谷唯湖だ、よろしく」
「よろしくー、っていうか・・・なあ理樹」
「え?何?」
「あの人ホントに同じ学年か?どう考えても上級生に見えるぞ」
「あはは・・・やっぱりそう見えるよね、同級生だよ」
「そ、そうか」
圭一は改まって
「よ、よろしく、来ヶ谷・・・でいいんだよな」
「無論、構わないが」
(凄く大人びた奴だな・・・)

「そこのおねーさん」
「なんだね?」
「私、北条沙都子と申しますわ、よろしくー」
「みー、古手梨花なのですー。にぱ〜」
「あうあうあう、古手羽入なのです〜よろしくお願いいたしますです」


「ぶはああああああっ!!!!」


瞬間
来ヶ谷から多数の鼻血が噴出した。

「どどどどうしたんですの一体!!」
「みー、大興奮なのですよー」
「あうあうあうあうー」

「け、圭一氏・・・」
「な、何だ何だ?」
「あまりにも可愛らしすぎて萌え死にしそうだ・・・」
「・・・あんた、少女見るといっつもあんな風になるのか・・・」
意外な発見を見つけたところで、どことなく仲良くなれそうだと思った圭一だった



「いやーそれでですネー」
「あっはっはっはっ、こりゃ痛快だねえ〜」
「私達もたまにやりましたねお姉」
「そうそうそう、そんときの大人達の必死の形相。爆笑ものだったね」

向こうでは葉留佳と魅音と詩音が話してる
どっちも双子同士だからか、結構息が合っているようだった。



「わふー、レナさんと言うのですか」
「そう、竜宮レナって言うんだ。よろしくね」
「でも、レナって名前はあんまり聞かないね〜」
「・・・・・・いろいろ・・・あったからね」
どこか儚げな表情を見せるレナ
「でもよろしくねーレナちゃん」
「よろしくね、小毬ちゃんにクーちゃん、それに鈴ちゃんもね」
「ぅ・・・・・・」
やはりまだ慣れていないようだ。
あの人見知りの鈴が打ち解けるのはやっぱり時間が必要だ。
「鈴、いつまでもそのままじゃあいられないぞ」
恭介が話す。
「う・・・分かってるけど・・・でも」
「何のために今日ここにお前らを集めたんだと思う?」
「手紙がきたしきょーすけの復讐のためだろ」
「まあそれもあるけど」
あっさり認めた!!しかも本人達の前で
「まあ鈴、頑張れよ」
「・・・・・・レナでいいのか?」
「うん」
「よろしく・・・」
「うん、よろしくね鈴ちゃん」
どうやら上手くいったようだった
「クーちゃん。レナさんってお母さんって感じするよね〜」
「わふー落ち着きがあって凄くかっこいいのです」
がばっ、とレナに抱きつく。すると




「はう・・・」




「や、やばい!!レナ止まれ!!ストップしろ!!」






「か、かあいいよおおおおお!!おっ持ちかえりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」



クドを担いで暴走する



「わ、わふーーーー!?」
「あちゃー、油断しましたね・・・」
「みー、久しぶりに見ましたのです」
「やははー・・・あれって何なの?」
「レナはね、かわいいものを見ると暴走しちゃうんだ」
「それにそのかわいいの基準がイマイチわからないんでしてよ!」
「それにかあいいモードに入ったレナは無敵なのですよ。あうあう」
「竜宮レナ・・・恐るべし」
葉留佳がどこか畏怖の感情を向けていた。






「ごめんね取り乱しちゃって」
「わふー・・・びっくりしたのです」
「それもくちゃくちゃな」
「ったくレナはしょーがねーなー」
こつん、と、頭を叩く
「あはは・・・ごめんね」
「レナの将来が不安だぜ」




そのやり取りを見ていたクドが質問する。


「あ・・・あのっ」
「ん?どうしたクド」
「お2人は・・・付き合ってるのですか?」
いきなりクドは爆弾発言した
「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
少し顔が赤くなってるようだった、が

「お前らで考えな」
「わ、わふ?」
「この話はタブーだよ、クーちゃん」
「そ、そうなのですか?」
「すごく気になるぞ」
「私も私も、すごい気になる〜」
鈴と小毬が会話に入ってくる

「知らない」
「償え・・・」


ほんとに聞いちゃいけないと思ったので、この話をなかった事にした


「じゃーよ、そういうお前らはどうなんだ?」
「「「えっ!?」」」
「だって4人も男子がいるなら1人ぐらいいるんじゃないのかな?かな?」
「え、えーっと・・・」
「うーん・・・」
「「・・・・・・」」

2人とも、無表情でこちらを見ていた。

「わ、わふっ、怖いのですよ」
「ふ、ふえええええっ!?」
「これはやばいな」
その時恭介が皆に集合をかけた
「は、早く行かないといけないのですっ」
「じゃ、じゃあそういうことで」
「まってよ〜二人とも〜」
結局うやむやにして終わった
「ちっ・・・聞き逃したぜ」
「でも、なんとなく誰かは分かるよ」
「やっぱり、理樹か?」
「多分そうだよね・・・」
レナは勘が鋭い。
だから、こういうのは滅法強いというか、凄いのだ
「レナ、俺達も行こうぜ」
「うんっ♪そうだね」


恭介が集合かける少し前―――――


「ッ・・・」
真人は急に飛び起きた。
「大丈夫かい?井ノ原くん」
戦った相手、赤坂が心配そうに見てくる
「だ、大丈夫です・・・」
「ならよかった、すまなかったね」
「真人、無事だったか」
謙吾が言う
「あ、ああ・・・まあな」

赤坂の動きは、人間として有り得ないほど凄かった。と後に真人は語る。

「赤坂さん・・・あなたは一体何者ですか?」
赤坂は一呼吸おいて、話し出した
「・・・君達、パラレルワールドってわかる?」
「勿論です」
「え?何そ・・・ゴボッ」
(馬鹿野郎、ここは素直に聞くべきだろう)
(そ、そうだった、わりぃ)
「パラレルワールドっていうのはね、例えば今僕がこの話をしているだろ、この話をしていない世界もあるということだよ」
「あ、ばれてましたか・・・」
「・・・そして?」
「私は、その世界で大切な人を亡くしたんだ」

・・・え?

「それも、数え切れないほどの世界でそれに気づいたときはもう手遅れだったんだ」

「・・・・・・」
「後悔と自責の罪から、その世界で僕は物凄い修行をしていたんだ・・・」
「今は・・・どうなんですか?」
「もう後悔はしていない、その人たちを助ける事を私はできたのだから」
「赤坂さん、もっとその話をして下さい!!」
真人が懇願する、何か引っかかったものがあるのだろう
「いいよ、井ノ原くん」
その時恭介が皆に集合をかけた
「呼んでるね」
「あ・・・じゃあ後でお願いします」
「勿論だよ」



PART2



「西園さん?だよね」
悟史が近づいてくる
「北条さん・・・ですか」
「あ、名前で呼んで欲しいな。沙都子も北条だからね」
「わかりました、悟史さん」
美魚はいつもの用に木陰にいる
「悟史さん」
「何?」
「あのような彼女がいて幸せですね」
「え!?」
「ばればれですよ、悟史さん」
「あちゃー・・・気づいてたか」

頭を掻きながら言う。

「当然ですよ」
「あはは・・・ところで、何読んでるの?」
美魚がよんでいた本について聞いてみる
すると少し頬を赤らめて
「・・・男性の方には少し刺激が強すぎるかもしれません」
「え、えぇーーっ?何読んでるのさ西園さん」
「聞きますか?聞かないほうがいいですよ」
と言いつつ耳打ちする

ボンッ、と、悟史が爆発する。

「そそそそそそんなのよむかふつーーー」
「悟史さん、落ち着いて」

時間が経って少し冷静になる。

「女の子って、やっぱりそういうの好きな人いるんだな・・・」
「・・・私が例外なだけなのかもしれません。最初は普通に読んでいたのに・・・いつから脱線したんでしょう」
「あはは・・・」
苦笑する。

「・・・直枝さんにそっくりですね」
「え?直枝さんって理樹のこと?」
「ええ、雰囲気といい性格といいその細い首筋や体に・・・そして絡み合う視線・・・おっと、脱線してしまいました」

一体この人の頭の中はどうなってるんだ

「理樹も・・・僕みたいなの?」
「そうです」


悟史は何かを決心した表情をして、一拍おいて、話した。


「・・・・・・もし・・・僕が・・・」
「え?」
「―――を*したことがあるとしても?」







美魚はどきっとした
何気なく凄い事を言ったような気がして・・・

「すみません、もう1回お話してください」



悟史は深呼吸して、再び話した。




「人を
ヒトヲ―――


殺したことがあるとしても?」
コロシタコトガアルトシテモ―――





「ッ・・・・・・・・・・・・」


無理もないか・・・いきなり目の前の人が殺人犯だなんて

悟史はそう思った。

「す、すいません、余計な事をいいました」
「でもね・・・」
「?」
「あの時はそうするしかなかったんだ」
「・・・」
「僕はね」
その時恭介が皆に集合をかけた。
「集合だ、行こう、西園さん」
「は、はい。あの、そのお話もっと聞かせて欲しいのですが」
こう言ってから美魚は少し後悔した。タブーな話だと思ったからだ。
けれども
「話せる機会があったら、話してあげるよ」
悟史は、了承した。









「諸君、集まったか?」

「ではこれより、リトルバスターズVS部活メンバーの対決をここに宣言する!!!」







「内容は、缶ケリだ!!」

周りから感嘆の声が上がる

「缶ケリ・・・ぐっ、痛い思い出が!!」
「をーっほっほっほっ!あの時は痛快でしたわよー」
「ボクもひっかかっちゃったのです〜」


「これから缶の場所を説明する、缶の場所は」

そう言って学校の地図を取り出して、指差した

「この西階段の踊り場だ!」

ちょうど、2階と3階の間だった

「なお、審判は赤坂さんにやってもらいたいと思う」
・・・ごもっともだ、あんなの見せつけられちゃあね・・・
「いいですよ、私に出来る事があるならしっかりやりますから」
頼もしい一言だった
「えーケチー、なんで赤坂さんが審判なのさー」
「魅音・・・赤坂さんがもし敵になったら、って考えてみろよ」
「ごめん圭ちゃん、私、死ぬわ」
「想像で死ぬかっ!!」

圭一がツッコミを入れる

「そしてチームはリトルバスターズと部活メンバーに分かれる」
「僕たちも部活メンバーに入ってるのかい?」
「勿論です」
「そうなると10対11ですね・・・」
「いいんじゃないですかあ入江先生〜、人数的にいいと思いますよお〜」
「やははー、お姉ちゃんでも誘ってくればよかったナ・・・」

「一旦カンの場所まで移動して、そしてからスタートする、範囲は校舎内全部だ!!
鬼は俺達で、魅音達が逃げる、だ。ちなみに制限時間は2時間、つまり、10時から12時まで
もし決着が着かなかったら引き分けだ」

「しつもんです」
「何だ?詩音」
「敗者は勝者の言う事をなんでも聞く、というルールを追加してくださいね」
「言われなくてもこれから言うつもりだったが・・・
皆、詩音の言ったとおり、敗者は勝者の言う事をなんでも聞く!!!いいな!!」

「よ〜し、がんばるぞー」
「ふむ、あの年端もいかない子供達にムフフな衣装を・・・いかん鼻血が」
「姉御ぉ興奮しすぎですヨ」
「皆さん、頑張りましょう」
「れっつ・ごーなのですっ!」
「ふっ・・・俺の筋肉が活躍する日がきたか」
「いいだろう」
リトルバスターズの面々が口々に言い、校舎に入っていく

「くっくっく〜、おじさん達に逆らうとどうなるかわかんないよお〜」
「望むところだぜ!!」
「はう、勝てるかな?かな!?」
「をーっほっほっほっほ、レナさん、その質問は私達に対しては愚問ですわよ」
「にぱ〜」
「天下無敵なのですよ〜」
「私を本気にさせないほうがいいですよ」
「むう、皆元気だね」
「そりゃそうさ悟史くん!ここで燃えなきゃ男じゃないよ!」
「K!今こそ我らの力を見せるときです!」
「理想の世界へ行きましょう!」
そして部活メンバーも


「やっぱり・・・凄いな」
「ああ、俺も正直びっくりだ」
「恭介、僕たちも行こう」
「勿論だ。理樹、絶対勝つぞ!!」
「当たり前だよ」








「鬼は10分後にスタートだ、じゃあ始めるぞ!!」









「ミッション・スタートだ!!!!!」









――――――――――――――――――――――――――――――




部活メンバーがスタートしてから、僕らは作戦会議をしていた

「いいか、まずあいつらは携帯を持っていない、地の利が分からない、と、2つの要素がある」
「確かに場所が分からないので不利なのですー」
「それに携帯も持っていないから相手は相当苦戦するだろうな」
「こっちに有利な状況だ、だが油断するなよ
俺の記憶だと、あいつらはイカサマは多いから、こういうのは多分得意だ」
「トラップはあるのか?」
「分からない、前はなかったが・・・まず手持ちはないだろうからあんまり考えなくてもいい」
「でも、一筋縄じゃいかないと思うよ」
「そこで、だ。この空き缶を・・・」








「・・・と考えてるはずだよ」
リーダーの魅音が言う。
「なるほどなるほど」
「あの時沙都子のトラップ見せてなくてよかったねえ」
「え、ええ、でも、知ってるからこそ恐ろしい時もあるんでしてよ」
「それは分かるかもしれないよ、何せ山狗がいい例だからね」
富竹が答える、やはりこういう分野は得意のようだ
「じゃあ、私達はどうするのかな?かな?」
「バラバラに行動するの?魅音」
「うーん・・・まず学校の見取り図みたいなのがあればいいんだけどねぇ」
「確かにそうですね。それがないとどう作戦立てるかとかが狂ってきますから」
「うーん・・・おじさんピンチだねえ」
魅音が考え込む。
「皆さん、こういうのを考えましたが、どうでしょうか?」
皆が入江の方向を向く


「まず、沙都子ちゃんは別行動にして、片っ端からトラップを仕掛ける」
「沙都子のトラップねぇ・・・効果的だけど、私達はどうすればそれを見分けれるの?」
「何か暗号を書いとくんですよ」
「んっふっふ〜、私、何か閃きましたよぉ」
「大石のおじさま、何を閃きましたか?」
詩音が質問する。
「それはですねぇ、廊下に書かれても自然で、かつ落書きみたいなのを書けばいいんですよお」
「成程・・・その落書きっぽいのが、ここにトラップがあるって目印なのか」
「じゃあ・・・そうですわね、その言葉は『さ』『と』『こ』の、どれかが近くに書かれてましたら、トラップがあるって証拠ですわよ」
要するに沙都子。
「よし・・・じゃあそれに決定!・・・の前に、皆ついてきて、学校案内の地図探すから」
「「「「「「「「「りょーかい!」」」」」」」」」










「ふーん・・・」
地図を見ながら魅音は考える、
「そろそろ時間だな・・・」
「そうだねぇ、東の屋上に取り敢えず集合って事にしよう」
「オーケー」
「みー、ぞろぞろやってきましたです」
「よし、行こうじゃねぇか!」
「みんな!捕まらないでねー」
「勿論ですよ」
「むぅ、僕は不安かなあ」
「あっはっは・・・こういう時に一番運がないのが僕なんだよね」
「だいぶ体が訛りましたかねぇ・・・」
そう言いつつ、バラバラになって逃げていった。










屋上に集合したメンバーは、そこで作戦会議を取っていた
「いやー職員室近くにこれがあってよかったよ」
魅音の手には、学校内の地図があった
「ここに缶があるんだろ、ならどうするべきか・・・」
「取り敢えず、11時になったらもう一回ここに集合して、後、沙都子、トラップを頼むよ」
「勿論でしてよー」
「というかもう正面突破してもいいんじゃないかな」
「駄目ですよ悟史くん。それじゃ面白味も何もないじゃないですか」
「そうなのですよー」
「あうあう」
「あ、皆さん、もしも逃げるときは、1、2、3階の空き教室に逃げ込んでくださいまし、そして、壁づたいに隠れてくださいまし」
「そこにトラップを仕掛けるのか・・・」
「ええ、そこは絶対ですわ。後、暗号も書きますから忘れないでくださいましー
 もし書かれていましたら、グラウンド側を移動するんですのよ」
「分かったよ!」「では、いきましょう」







こうして本当に幕は上がった









へ、迂闊だった、正に俺の不注意だ、リーダー失格だ。
そもそもトラップが無いに等しいなんて言わなきゃよかった。
ああ、油断してたというか・・・なんというか
とにかく俺、棗恭介は廊下に宙吊りになっています。それも壁際だから、目立たない。
なんともタチが悪いぜ・・・
そう、トラップに見事引っかかったのだ。
「ふ・・・はっはっはっはっはっ!!!」
恭介は軽く自嘲気味だった。








「みー、見つかっちゃったのです」
「あうあうあう、凄い形相なのですよ!!梨花!」
「うるさいわね・・・というかあれじゃあまるで圭一だわ」
そう、梨花と羽入は今現在来ヶ谷に追われているのだ。
「フハハハハハ、大人しく捕まっておねーさんの慰み者になりなさい」
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ〜」
「どんなに逃げても、捕まえてあげる」
「梨花、梨花!!怖いのです、怖いのです」
「羽入、例の場所まで引き連れるわよ」
「あ、あうあうあうあう〜」
もう羽入はパニック状態だった。
だから駆け込んだ瞬間に立ち止まれなくてそのままトラップに・・・
「あうっ!」
なぜか段差みたいなのがあって、羽入はずっこけた。
・・・沙都子?まさか、失敗!?
そのとき扉に来ヶ谷が入ってきた。
「か、可愛い・・・ハァハァ」
「こ、怖いのです怖いのです怖いのです!あうあうあうあうあうあうあうあう」




その時、トラップのコンボが炸裂した




どこからか掃除用具一式が飛んできて、そして上から金ダライが落ちてきた。
だが

「む・・・」
避けられた、まさか、不発!?
その時、積んであった机が倒れてきた。
「ぐっ、誰の仕業か分からないが、ここまで追い込むとはやるな」
流石に避けるしかなかったのだろう、それが落とし穴だったのだ
「ッ!!」
ロープが引かれており、それに引っかかり、宙吊りになる
これは流石に避けれなかった。
「沙都子・・・あんたやっぱり凄いわ」
「あうあうあう〜、びっくりしたのです」
「くっ・・・おねーさんとした事が」
「かわいそかわいそなのです〜」

梨花が頭を撫でてやった。






「ぶほああああああっ!!!」
ああ、この人いつか出血多量で死ぬな。と梨花は思った。
「駄目だ・・・もう耐えられん・・・」
「梨花、とっとと逃げましょうです」
「そうね、あまり長く居すぎると不利になっちゃう」
そのまま教室を後にした


「うむ・・・これはさすがにピンチかもな、どうする?」

来ヶ谷は一人で唸ってた








「あっちゃー・・・まさかおじさんが捕まるとは」
まさかの魅音、撃沈
「なんかしらんがすれ違ったからつかまえた」
鈴があっさりと事を言う
「でも、よくやったと思いますよ」
美魚が答える。
ちなみに、今守りについてるのは理樹に美魚にクドの3人
「魅音さーん」
「なんだいキミ、おじさんに何か用?」
「作戦を教えて欲しいのです」
「それで教える馬鹿はいないって、まあヒントは教えてあげるよ」
「ヒント?」

取り敢えず、重要な事だと判断したので、理樹や美魚も耳を傾ける

「メール着てるかもしれないけど、さまざまな空き教室にいってみて」
「そこに何かあるのですか?」
「まあね、とても重要な事だよ」
「じゃあ、クド、行ってきて」
「わかりましたです」

そう言い残してクドは走っていった。

「直枝さん、今魅音さんが言った事、ワナかもしれませんよ」
「ワナじゃないってー!本当のことだから信じてよー」
「でもなにかあやしいんだ」
「何が?」
「だって、きょーすけやくるがやに、まさと達の姿を見なかったぞ」
まさか・・・と、皆が不安に陥る
「・・・トラップ、ですか」
「これ以上は教えてやらないよー。後は自分で考えてねー」
そのまま魅音は閉口した





「ちょっとまって、もしかしてクド・・・」
「多分、やられましたね」
「鈴!ここに残ってて、ちょっと皆を助けてくる!」
「わかった、無事に帰ってこいよ」
そう言って理樹は走り出した








「やはは・・・びっくりしましたヨ」
三枝葉留佳は今教室内にいた
・・・沙都子がトラップを仕掛けた教室に
「教室に入ったらいきなり机が倒れてきて・・・出られない」
とにかくとてつもない量の机が乗っかってた

「・・・誰か、助けて〜」
葉留佳は力なく声に出した。








「なあ謙吾」
「何だ真人」

「何で俺達、窓の外でロープで縛られて蓑虫みたいにされてるんだ?」

彼らもトラップに引っかかっていた
だが彼らのパターンはどこか特殊だった
真人はてこの原理を応用して、頭にデカい硬いものがぶつかって気絶
起きたらこうなってたという。
謙吾は富竹を追いかけていたら、富竹がいきなりこけた。
チャンスだ、と思いスパートをかけたが、その時いきなり金ダライが落ちてきた。
そして目覚めたらこうなってたと言う



「ははは・・・情けねぇ話だぜ」
「不覚だ・・・」






「ふえ〜ん、誰か助けてよう」
彼女、神北小毬もトラップに(ry
彼女の場合、階段上がって曲がった瞬間にこうなったと言う。
っていうか、ほとんど全滅じゃね?
っていうぐらい、敗色濃厚だった・・・






「わふー・・・確かにヒントはヒントでしたがこれは酷いです・・・」

クドも引っかかってた。それも、来ヶ谷がいる教室で

「まさか・・・まだトラップが会ったとはな」
「来ヶ谷さんも捕まってましたか。」
「ああ、もう有り得ないとしか言いようが無いな、こんな短期間で良くここまで・・・」
「これじゃあ無事な人が少ないです。どうしたらいいでしょうか・・・」
「まあ能美女史のコスプレ姿を拝めるだけでもいいとするか」
「わ、わふーーーーっ!?」

もう、とにかく

散々たる有様だったとさ。










「まさかトラップだったなんて」
唯一無事の少年、直枝理樹は、皆を助けようと各地点を巡回していた
「うわっ!?」

階段からカーブすると、何かに当たった

(なんだろう、この柔らかいの・・・?)

「ほわあああっっ!!!りりりり理樹くんん!!どどどこに顔突っ込んでるの!?!?」
「あ・・・」
小毬だった。
ちなみに宙吊りになってたためパンツに顔突っ込んでたらしい
取り敢えずトラップから降ろしてあげた
「理樹くん酷いよー」
「ごめん小毬さん本当にごめん」
必死で謝る理樹。
「ふ、ふえええん。もうお嫁貰えないよう」
「いやだからもともと貰えないから」

「・・・でも理樹くんだったからよかったかも・・・」
何気に爆弾発言している。

「ん?小毬さん何か言った?」
「ふえ?ななな何でもないようんそうなんでもないナンデモナイ」
「ならよかった、何か凄く恥ずかしい事を言われたような気がしたからね」
「////////////」
「え、ちょっと小毬さん?」
「理樹くん・・・早く行こう」
「え?あ、そうだね。それにトラップあるからゆっくり行こうね」
「・・そうだね」
その後もしばらく顔が赤かったとさ






「恭介!?」
壁際に宙吊りになった恭介がいた
「理樹に・・・小毬か」
宙吊りのまま恭介は話を続けた

「侮ってたぜ・・・大方お前らもトラップに引っ掛かっていたんだろ
ともかく助けてくんねえかな・・・もう気分が糞悪いんだ」
「そ、そうだね」

トラップを解除した。

「クソ・・・頭がフラフラするし目眩もしてもう最悪だ・・・」
「恭介、これから僕は皆を助けに行くから着いてきて」
「ああ勿論だ、このままじゃあ負けちまうからな・・・」





空き教室を開けると・・・
「あれ・・・理樹君に小毬ちゃんに恭介さんじゃありませんか・・・」

机や椅子の束に葉留佳が埋まっていた。

「ほわああっ!!だいじょーぶー?」
「心配してくれるのはいいけど・・・早く助けて」
「理樹!小毬!急ぐぞ」
「はいっ」「うん」





「とんでもない目にあっちゃいましたヨ」
「クソ・・・油断してた俺が馬鹿だった。俺はあの敗戦から何一つ学んでねえ」
「いいよ恭介、今は皆を助ける事を考えよう」
「理樹くん。今無事な人たちって私達以外だれなの?」
「西園さんと鈴は無事だけど・・・後の人たちは分からない」
「よし、片っ端から探していくぞ」


その頃、時計は11時10分を指していた・・・




その10分前の屋上―――――


「よっしゃ、皆無事か!?」
「勿論だよ、だよ」
「私のトラップが見事に命中してましたわー」
「みー、目の前で引っ掛かった人もいるのですー」
「あの時はびっくりしました!まさか二段仕掛けでしかけてるなんて・・・」
「マジか?さすが沙都子だぜ!」
「他にも、恭介さんらがひっかかってましたよ」
「僕は、真人と謙吾が何故か外にロープで巻かれてたのはびっくりしたよ」
「沙都子、あれどうやったんですか?」
「それは言えない秘密でしてよー。をーっほっほっほっほっ」

11時に屋上へ集合し、さまざまな戦果や情報を伝え合っていた。

「ところで、魅音ちゃんは?」


富竹さんが聞く


「多分、捕まったんじゃないのかな・・・かな」
「だとしたら・・・」
「作戦決行だな!」
「久しぶりに息が逆流しそうですよぉ!!!」

そう、魅音は、もし自分が捕まったらある作戦をしろと皆に伝えたのだ
それも、捕まったのは偶然じゃなくて、わざとだ

「いいか皆、作戦通りに行く、これから波上攻撃をかけるからな!決行は作戦通り11時10分 失敗を恐れるな、大胆に行け!!そして、沙都子に富竹さん達、頼みましたよ!!」
「をーっほっほっほっ。誰にモノを言ってるんですの?圭一さん」
「勿論さぁ!!」
「全力を尽くします!」
「んっふっふ〜、見せてあげましょうじゃありませんか」


「よっしゃあ!!行くぜ皆!!!」
こうして、作戦が始まった・・・









「・・・来ますね」
「うん、こっちにも来てる」
踊り場で、美魚と鈴はそう言った

3階には圭一、1階には梨花がいた

「頑張って守りましょう。皆さんが戻ってくるまで・・・」
「そーだな。こっちにはきょーすけが考えた作戦があるもんな」
その作戦とは・・・これから明らかになる!




「梨花ちゃん!!」
「はいなのです!」

「いっくぜええええ!!!」
圭一と梨花がスタートした、もちろん全速力だ

「ふん、エジキになるか、かかってこい」
「・・・・・・」
美魚は何か違和感を覚えていた
それもそうだ、2人だけで突撃なんて違和感ありまくりだろう。
その時だった
「圭一さん。あなたを捕まえます」
そう一歩踏み出した瞬間

「今だ!!レナ!!行けえっ!!」

レナは圭一の背中を足場に、高く飛んだ。

「これでゲームセットかな!かな!」
缶を蹴った・・・はずだった・・・が





ガスッ





変な音がした。
「残念、それはダミーです。」
すぐさまタッチされる。
「くそおっ!!魅音、教えてくれたっていいじゃねーか」
「いやだってさあ、分かんなかったもん」
「まあまあ落ち着いて落ち着いて、悟史くんや詩ぃちゃんに任せようよ」
圭一がむぅ・・・とうなだれたが、状況はおさまった




ちなみに梨花ちゃんも、圭一と同じ戦法でチャレンジした
同じといっても、羽入が梨花ちゃんを足場にして飛ぶのはいいとする。
それに気をとらさせて梨花ちゃんが缶を蹴り飛ばしたが
それもダミーだった。



どうやらダミーは2個あったらしく、本物は階段の死角にあったという。

「みー、やられちゃったのです」
「あうあうあう、ごめんなのです」
「いいっていいって」
「これであとは少しだな」
「少しといっても手ごわいですが」

時にして11時15分の事だった



その頃の階段近く、
「悟史くん、行きましょう!」
「うん、行こう!」
そうダッシュしようとした瞬間

「タッチ」

つかまった。






「へっ、手こずらせやがって」
「だがいいんじゃないのか?こんなに捕まえれたのだから」
「大量なのですー」
「しっかしあのトラップはきつかったデスネー」
「全くだ・・・あれは思いもよらなかったぞ」
「お?ダミーまで破壊されてるぞ」
「ほんとだー」
「後は・・・4人だね」

ぞろぞろと捕まっていたリトルバスターズのメンバーがやってくる

「・・・脱出できたのかよお前ら・・・」
「大体は理樹のお陰だけどな」
「ちょっとー。そこは私のお陰でしょー。せっかくヒントあげたんだからさー」
「魅音が俺達にアドバイスを・・・?」
不思議そうに謙吾は言う
「敵に塩を送るようなことをしていいのかね?魅音氏」

来ヶ谷の発言で、魅音に対する謙吾の何かがブチ切れた



「茶番だあああああああああっ!!!!!」
「わふっ!?謙吾さんがキレましたですっ」
「おいおい、こいつはやべーんじゃねーのか!?」

「やめときゃいいのに」
圭一がそう嘆いた




その時、謙吾の体は宙に舞っていた。






日本武道の柔道と合気道がそれぞれ伝える幻の技。。
相手に指一本触れずに投げているように見えることからそう名づけられた
電光石火の神技。




空気投げが謙吾に放たれた





あまりの光景に辺りは呆然としていた・・・
そう、上の屋上の窓から沙都子がロープをつかって降りてきていることも



「か、格好いいのですっ!」
「凄いな・・・」
「あんな技、初めて見たよ!」
「俺もだ・・・理樹、俺は初めて筋肉が馬鹿らしく思えたよ」
「こいつはすげえぜ」
「ほえ〜・・・」
「なんだったんだ?いまのは、有り得ないぞ。どーして謙吾があんな無様に倒れているんだ?」
「宮沢さん。返り討ちとは無様ですね」
「うおああああああああああっっっっ!!!!!!」
「気にしナイ気にしナイ」

その気の緩みが災いだったのかもしれない。
沙都子が秘かに煙幕弾を投げていた。





ボンッ





辺りが煙に包まれる。


「うわっ!何これ?」
「なんだ?何がおきたんだ?」
「煙幕だと・・・まさか!!」
「ご名答でしてよー!!これから私は缶を頂きますですわー」
「しまった!!くそ!誰か!!」
「まず、僕等を捕まえるのが先なんじゃない?」
声の方向を見ると、富竹と、大石と入江がこちらに向かって走ってきた
「い、いかんっ!!やられる!?」



缶を蹴ろうとした瞬間ッ

「タッチだぞ」

来ヶ谷さんに捕まえられた

「あ、姉御、今テレポートしてませんでシタ?」
「はるちゃん、私も見てたよ」
「正にニンジャなのですっ」

「予想外でしたわ・・・」
「おねーさんにできないことはないのだよ」
「ふ・・・ふええええええええええんっ」
昔みたいに沙都子が泣き出した。




「はぅ・・・久しぶりの沙都子ちゃんの泣き顔・・・かあいいよ・・・」
「ぐはっ・・・この子はおねーさんを殺す気か」
相変わらず来ヶ谷さんは鼻を押さえていた
「あっちゃー・・・作戦失敗かなぁ・・・」
見れば煙が消える頃には全滅していた
富竹、大石、入江も、捕まえられた。







「そういうわけでこの勝負」

ずっと出ていなかったが、赤坂さんは審判をやっている。

「リトルバスターズの勝ち!!!」

「いよっしゃあああああ!!!」
「やった!やったよ皆!」
「へっ!頑張った甲斐があったぜ!」
「いやっほううううううううううう!!!!」
「フッ・・・当然だ」
「やりましたネー」
「頑張ったのです!!!」
「良かったねーみんなー」
「敗者は勝者の言う事を聞く・・・でしたよね」

それを聞いた瞬間、恭介の目の色が変わった。

「やはり・・・俺が1年前に着せられたメイド服だあああ!!!!」
「えー!!そうだったんデスか恭介さん」
「は、初めて知りましたのです。」
「やっぱりへんたいだな」
「だがここは、おねーさんの意見も聞いて欲しいな。
沙都子氏に古手姉妹にはおねーさん専属のご奉仕を・・・いかん鼻血が」

(来ヶ谷さん・・・さっきから鼻血出してるばっかりだよね)

「だがそれでもメイド服だ!!勿論男にも、服の種類などどうでもいい!!
とにかく俺が受けた屈辱をオオオオオ」
「やばい!!恭介が暴走してる。真人!止めるぞ」
「おう!!」
だが完膚なきまですぐにやられた
「つ、強い・・・」
「燃え尽きたぜ・・・」
真人、謙吾、撃沈。

「ちょっとおじさん達マジでメイド服〜?」
「はう、久しぶりなんだよ、だよ」
「みー、恥ずかしいのです」

「さあ着やがれ、着てしまえ!!ハアハア」
もうド変態だった

「きしょいわぼ・・・」

ドゴオッ!!



鈴が蹴り飛ばす前に・・・
頬を殴った音が聞こえた。

殴った人は・・・前原圭一だった。
見ると、近くに大人達が3名も

あまりの唐突さに、驚いていた。
部活メンバーは、またか、と、呆れた表情だった


やがて、圭一が口を開く

「お前は分かってない!分かってないぃぃぃ!!!」




「そもそもメイド服メイド服と言っておきながら種類なんて関係ないだと!!
貴様、それでも男かああああああ!!!」

「ぐ・・・そうは言われても」
「はいぃいいいい指導指導ぉおおおおおっっっ!!!」
バギッ!!ドガッ!!ゴスッ!!

「俺がこれからそれぞれに何を着せればいいのかを説明してやる!
トミー!クラウド!イリー!前俺達で考えた罰ゲームをアレンジして提案するがいいか!?」
「勿論さぁ、K!」
「んっふっふ〜、萌えとロマンの究極世界行きましょうじゃあないですかあ」
「今こそ我らの野望を!!」




「いいかてめえら!!耳かっぽじってよく聞けよ!!」

この不測の事態に、バスターズの面々がただ唖然とするしかなかった






「まず魅音!!!そうだなあ・・・スクール水着で昼飯を食べるってのはどうだ!?」
「圭ちゃあん。実はちゃんと持ってきてるよぉ。本当は恭介や理樹にきせたかったけどねぇ・・
くっくっくっ!!」

「よっしゃ!!そしてレナ!!そうだなあ・・・レナには裸エプロンってのはどうだ!?」
「な、なんですと!!!それは盲点だった。仕事の関係上まずいと思っていたが・・・」
「流石だよK!!」
「圭一くん。恥ずかしいんだよ。だよ」
「大丈夫だ!俺を信用しろ!この前原圭一をなあっ!!」
「はう〜、ここで言っても説得力ない〜」
「俺がなんとかするから心配するな、レナ」
「は、はう、わかったよ」

「次は沙都子に梨花ちゃんだ!!
そうだなぁ・・・沙都子はメイド服姿で妹口調でっていうのはどうだ!?」
「ああ〜沙都子ちゃん。すばらしいですよぉ〜」
カン、と入江の頭上にタライが落ちてくる。
「監督はいつまでたっても変態ですわ!!
全く圭一さんも・・・今回は罰ゲームだからしょうがないでしてよ・・・」
「サンキューな沙都子!そして梨花ちゃん!!
梨花ちゃんには・・・ねぇ、エンジェルモートのコスプレ!!
あれが一番いいんだよ、あれが」
「みー、にぱ〜」
「そしてこの満面の笑顔!!ああお持ち帰りてえ!!!」
「圭一君」
「何ですか?赤坂さん」
「死にたいか?」



赤坂さん。目がマジなんですけど・・・



「ごめんなさいすいません持ち帰りたいなんていいませんゆるして」
「いいだろう、許す」

「赤坂さん、怖いデスねー」
「本当だよ〜。あんな人がいたら犯罪なんて犯せないよー」
「わ、わふー・・・」

「そして羽入!!!羽入には何よりオーソドックスに袴が似合う!袴が!!!」
「あうあうあう、いつも着てるから恥ずかしくないですよー」
「それでもいいんだよ羽入ちゃん!萌えがあるから!!」

「そして詩音!詩音には・・・」
「K、前言ってたじゃないですか〜」
「そうだ!スクール水着の上に体操服を着てそしてブルマを半脱ぎだ!
これによって相乗効果が増して数倍もの萌えが生み出さられる!!」
「ああ悟史くんになら見られてもいいけど・・・」
「む、むう・・・」






「大体こんなもんだ!!分かったかお前ら!!」
「お見事だよK!」
「さすがですねぇ〜」
「ではでは・・・」

「待ってください、私からも提案があります」
詩音が言う
「それだと圭ちゃん達男子が罰ゲームをしないことになるから、こんなのはどうですか?」
「ああ、思い出した思い出した、詩音、あれやるの〜、凄いねそれ」
「まず、圭ちゃんと悟史くんは、口にスプーンを咥えてヨーグルトを食べさせっこをする
これがいいですねぇ」



「ぐああああああ!!思い出したじゃねえかよ詩音んんんんん!!!」


「うっ・・・そ、それは・・・」
「ほわぁっ!?みおちゃんだいじょーぶー?」
何を考えたのか美魚が鼻血を大量に出していた

「な・・・棗×直枝もアリですが・・・
前原×北条もなかなか・・・ぐふっ」


美魚、出血多量のため撃沈


「ですけど、富竹さんたちはどうするんですの?」
「そうだねぇ・・・流石にメイド服とか着られちゃあちょっと目に悪いし・・・」
「ここはスーツ着て執事になるっていうのはどうですか?」
「みー、どことなく似あってるのです」
「あっはっはっ・・・僕らがかい?」
「お安い御用ですが、スーツはあるんですかぁ?」
「勿論ですよね、お姉」
「当ったり前でしょ!!」
そうバッグの中から取り出す
・・・というか、よくそんなに持ってこれるな・・・


「・・・以上が俺達からの罰ゲームの提案だ!!これでいいかお前ら!?」


バスターズの面々に問いかける。


「やはは・・・正直ドン引きしましたネ」
最初に口を開いたのは葉留佳だった
「うむ、異論はない。
だがオプションに沙都子氏と古手姉妹は私専属にしてくれ」
「みー、ボクと羽入は姉妹じゃないですよ」
「なに・・・あれで姉妹じゃないとは・・・恐るべし」
「・・・しょうがないでしてよ、やりますわ梨花、羽入さん」
「にぱ〜」「あうあうあう」
来ヶ谷が何やら言っているがOKのようだった
「わふー、なんかよくわからないですけど賛成でいいのですっ」
「うーん・・・別にいいんじゃないかなあ」
「というか、きしょいな」
もっともだろう。
「私は・・・勿論OKですよ・・・ぐっ、また鼻血が」
さっきの状態から復活したがまだあんまり変わっていないようだった
「西園さん・・・落ち着こうよ」
「俺達は・・・どうする?謙吾」
「別に、いいんじゃないか?」
「ああ、俺も、というかそこまで興味ないからなあ」
「甘い!!甘いぞ2人とも!!それでも貴様ら男か!?」
何故か圭一に怒鳴られる。
「というか、お前らが異常すぎるぞ」
「自覚はしてるさ・・・だが俺は俺の道を貫く!!」
「格好いい言葉なのに台無しだぜ」
「まったくだな」
既に呆れられてるようだった。

「ところで、恭介はどうなんだ?」
謙吾が聞く
「ああ、別にアリなんじゃねえのか?結局恥ずかしい衣装を着せれるんだし」
「恭介よう・・・どう見ても恥ずかしがってねえんじゃねえか?」
「ぐ・・・」

「理樹はどうなんだ?」
鈴が聞いてくる。
「えっ?・・・まあ別にいいんじゃないかな?」
「お前も変態か」

「いやいやいやいやそれだったらもうほとんどの人が変態じゃんそれ」
「見損なったぞ理樹、理樹ならきょーすけのような変態にはならないと信じてたのに」
「俺は変態じゃねえっ!!!」
全力で否定するも、鈴には届いていないようだ
「鈴君、別にいいんじゃないか?」
来ヶ谷が言う
「くるがやか」
「他に案があるわけでもないだろう。それに中々いいものを見れるんだ
理樹くんなんかそれを見て本心ではぐへへへとかそういう下心を抱いてるんだろうな」
「やっぱり理樹は変態だな」
「ひどっ!?っていうか来ヶ谷さん。根拠のない事言わないでよ!!」
「まあいいじゃないか」
「よくないっ!」

まあこうしている間に、罰ゲームは結局決まったようだった















学食にて
昼食を食べていた人々は、一箇所に視線が集まった。
・・・リトルバスターズの面々がいるところだった。
しかも今日は見慣れない人達や、大人達がコスプレみたいなのをしてるから
余計に注目度は高かった。


「・・・見られてるね」
「見られてますね」
理樹と美魚がそれぞれに言う
「なーに、いいってことよ」
スク水を着ている魅音が言った
「それより、本当に恥ずかしいんだよ、だよ」
レナには、マジで裸エプロンだった。
そのせいで断然に注目度が高かった
「本当ですわー、あ、なんでしてのお姉さま」
「ぬおおおっ!!!いかん萌える・・・」
沙都子は、メイド服で妹口調だ
「デザートなのですよ〜」
梨花がエンジェルモートの制服を着てデザートを持ってくる
「あう、ここにシュークリームはないのですか?」
羽入にいたっては袴を着てるが罰ゲームなんてそっちのけだったようだ
「だが・・・許す!!」
「くるがやも変態だな」





一方、圭一と悟史はとにかくやばかった。
「ぐう・・・やっぱり難しいぜ」
「圭一、早く済ませよう」
圭一と悟史が口にスプーンで・・・



美魚の脳内―――――――――――――――――――――――――――



「あ、圭一の頬にヨーグルトついちゃったね、掃除してあげる」
ペロッ。と頬を舐める。
「さ・・・悟史・・・?」
「あっ、ごめん圭一、いきなりこんな事しちゃって、迷惑だよね」
顔が紅潮して、2人は見詰つめ合う
「悟史・・・」
「圭一・・・」
そして2人は顔を近づけあって・・・




自主規制





「うわあああああ!!!!にに西園さん、西園さんんんん!!」
「こいつはやべえぞ・・・今すぐ保健室につれてけ、謙吾!真人!」
「わかった」「おう!」

美魚が出血多量にて、ダウン





「何に致しますか?お嬢様方」
こちらでは富竹と大石と入江が執事役をやっていた
「な、何かかっこいいのですっ」
「正直こっちの方がましだな」
クドと鈴は口々に言う
「じゃあ、そばをお願いしますですっ」
「かしこまりましたよぉお嬢さあん」
やはり大石は大石だった
「あたしは、このスペシャルメニューで」
「承知致しました。命をかけてもいい、すぐにお運びいたします」
入江はやはり律儀だった。根がこんな人だからなあ・・・






















もう昼食もおおかた食べ終わり、皆は座談とかしていた


「いやーそれでさー、詩音って本当にやばかったんだよ」
「そのくらい、いいじゃないですかー」
「あっはっはっはー、ホントに2人とも仲いいんですねー」
「そういう葉留佳はどうなのさー。双子がいるんでしょー」
「いやー双子っていっても長年いろんなことがあったんですヨ」
「大丈夫ですよ。お姉との間にも色々ありましたから」
「あっはっはっはっ、今となればいい思い出だねえ」
魅音達と葉留佳はすっかり意気投合していた
「しかし圭一さんには驚きましたのですっ」
「っていうか、お前本当に同じ学年なのか・・・?」
「俺でさえびっくりしたぜ」
「俺にとっちゃあお前らの方が同じ学年か?って言いたいけどな」
「ところで皆はどこに住んでいるの?」
小毬が聞く
「あれ、恭介さんから聞いてないのかな?」
「うん。私達にはそんなに伝えられてないんだ」
「雛身沢村って分かる?」
「え?どこ?」
「まあ、そうだよなあ・・・」

「確か、岐阜県の辺りにある村ですよね」
美魚が口を開く
さっきの状態から見事回復したらしい

「何だ?知ってるのか西園」
「・・・はい」
「美魚さんっ、そこはどんな村なのですかっ?教えてくださいっ」


「確か、合掌造りという建物だったはずです」

「うん、実際そうだね」
「そうなんだよ、だよ」
「詳しくは原作をプレイしてくれ」
「?、原作?」
クドが疑問に思う
「能美さん、そこはスルーをした方がいいですよ」
「それでその村はどんな所なの?みおちゃん」

「・・・これを言ってもいいのでしょうか、悟史さん」
美魚が、戸惑いの表情になる

「・・・いいと思うよ」
悟史がそう答えた
「悟史・・・いいのか?」
圭一が問いかける
「悟史くん・・・」
「いいんだよ、皆」





美魚が語り始める





「その村は昔、鬼が淵村と呼ばれていました
何でも、鬼が淵沼というところがあって、昔、そこから鬼が湧き出たそうです」

「なんだかこわいーー」

「鬼達は人里に降りて、人を食い荒らし始めました。
そんな時、オヤシロさまが降臨しました」

「オヤシロさま?って、何だ?」
理樹が聞く前に真人が聞く
「要するに、キリスト教でいうところのキリストって事よ」

「成程、要は神様みたいなものか」

「そしてオヤシロさまは、鬼達を人間の姿にし、人間達と共存できるようにしました


これが、雛身沢村の始まりです」


「西園さん、なんでそこまで知ってるの?」
「興味深い本があったので読んでみただけで、偶然です」
「レナ・・・」
「うん、大体あってるね」

「月日は流れ、そこの村で、ダムが作られるという事態がありました
これに住民達は猛反発、ですが、賛成する人もいたようです」

「ッ・・・・」


悟史が強張る


「ここから先は僕達に話させてもらおうじゃないか」
富竹、大石、入江がそう言う

「ほんとは秘匿の義務があったんですがねえ・・・」

「監督、いいんですか?更にややこしくなりますよ」
「簡潔に言うから大丈夫ですよ」

そして、富竹が話し始めた

「ダムは結局、作られる事がなくなったんだ、色々荒療治をしてね」

「荒療治・・・?」

「まあそこは秘密ってことで、それで」

「なに辛気臭い話してんの!!!そろそろ街に出かけようよー」
魅音が入ってくる、相変わらず・・・空気が読めない
「今言いとこだったのに・・・ひどいよー」
「いーじゃんいーじゃん後でしようよそんな話はー」
「確かに辛気臭かったからな・・・」
真人が同意する
「ね、だから行こう、ね!!」
魅音がハイテンションだった、おおかた葉留佳さんから面白い事を聞いたんだろう
「やははー、はるちんもノリノリですよっ」
「かなわねえなあ、魅音には・・・」
「そうだね」
「わふーっ!!皆さん行きましょうですっ」
「よっしゃ、遊ぶぞおおお!!!いやっほぅぅぅぅぅぅ!!!」
「・・・そうだな、行くか皆っ!!」
「「「「「「「「「「おーーーーーーっ!!!!!」」」」」」」」」」




その頃の来ヶ谷は・・・
「ここなのですか?」
「みー、凝ってるところはないのですか?」
「どうですかお姉さま、きもちいいですか?」
「はははは・・・最高だ・・・」
3人にマッサージされ、至福のときを味わっていた・・・








「今日は疲れたけど面白かったなー」
日も大分暮れ、辺りは夕方になっていた
「そうだな、俺としてはあの恥をかいた格好のリベンジが出来たからよかったけどな」
「そしてきょーすけが変態だということもわかった」
「ああ」「うむ」
「だから!!俺は変態じゃねえっ!!」

「でも本当に楽しかったね〜」
「本当ですネ」
「うむ、私としてはあの罰ゲームは最高だったな
何せあの格好にご奉仕とは・・・」
「あんなのまだマシだよー、いつもはその衣装を着て下校するとかもあるんだからね」
「ふえ〜・・・恥ずかしいねー」
「そりゃあ最初なんてね・・・特に圭ちゃんはやばかったね」
「確かねー・・・スク水に尻尾をつけてパンダ耳をつけて弟言葉で話す。だったかな?かな?」
「レナぁぁぁぁぁ!!!!!」
圭一がレナを追いかけまわしてる。
「いっつあでんじゃらすなのですっ!!」
「新しいネタに使いましょうか」
美魚が怪しい事を言っているが、まあ気にしないでおこう

「ところで魅音さん、寝る所はどうするんですの?」

もっともだった、ホテルとかに泊まる金もあまりないだろう
だから、次の言葉が出るのはなんとなく予想できた

「じゃあさ、泊めてもらおうよ」
「誰に?」
まさか・・・とバスターズの面々は思った

「恭介達!!よろしく!」
魅音は深々と頭を下げた。
その他の部活メンバーもである

「・・・来ヶ谷、大丈夫だと思うか?」
「別にいいんじゃないか?バレなきゃいい話だからな」
「まあ、オーケーだ」


「よっしゃ!!寝床確保ぉ!!」
魅音がガッツポーズする
「みー、赤坂達はどうするのですか?」
「僕達は大丈夫だよ、それに、夜は仕事があるからね」
「きゃーー!!夜の仕事ですって!!」
詩音が反応する
「は、はう・・・」
「わふっ!?レナさんの顔が真っ赤なのですっ」
「あらん誤解をうけたようだね」
「大丈夫ですよお〜、ただのお仕事ですよぅ」
「元々そのためにここに来ましたからね」

「という訳で、皆よろしく!!!」

「「「「「「「よろしくー!!!」」」」」」」


「さて部屋割りどうすっかな、皆、集まってくれ」
恭介はメンバーを集め、話し合い始めた










「僕の部屋には圭一かあ」
「よろしく!真人に理樹!!」
結局、こう決まった。

悟史は恭介と一緒の部屋、レナは鈴の部屋で、魅音は葉留佳
沙都子と梨花ちゃんと羽入は来ヶ谷で、詩音がクドと美魚の部屋に泊まる事が決定した。
小毬はルームメイトに違う部屋に泊まると言ったそうで、鈴の部屋に行くことに



「うわ・・・なんだよこの筋トレ用の道具は・・・」
「ああ、俺がいつも使っている奴だぜ」
「相当暇なのか・・・お前」
「暇?そんな事ないぜ、いつも恭介達が部屋に来て遊んでるからな」
「じゃあこれらは何なんだ?」
「俺の・・・趣味だ」
「あ、圭一。真人はいつもこんなんだから適当に流しといておけばいいよ」
「お、おう。ってゆーか凄い扱いようだな・・・」
「そうだ真人、ちゃんとノート返してよね」
「おう、ちょっと待ってろよ・・・」
その時、ドアが開いた
入ってきたのは恭介と謙吾と悟史だった

「おーっす、元気にしてるか?」
「おかげさまでな」

「ところで今日は何をするの?」
見ると恭介は何か大きいものを持っている
「こんなに人数がいるんだ、人生ゲームををしようぜ」

「「「「「な、なんだってーーー!?」」」」」


「人生ゲームか・・・これってさ、まさに運だよなー」
「これで勝つ人はたいてい現実でツイてない人が多いんだよな」
謙吾が解説する。
「別にいいだろ、夢でもいいからヒーローになりたいと思わないか?」
「勝負するからには全力だよなあ悟史」
「いや、僕に同意を求められてもね・・・」

どこで見つけたのか、買ったのかはわからないが
人生ゲームをやる事になった







「ぐっ・・・罰金で5万払うのかよ」
「お、ラッキー」
「1回休み・・・不覚だ」
「ぐああああああ!!!家があああああ!!」
「あはははは」
「悟史ってこういうゲームは有り得ないぐらい強いんだよな・・・」
「むぅ、そんなことないよ」
「分かるぜ、あのロイヤルストレートフラッシュを俺は忘れない」
「あのメイド服姿の恭介も俺は忘れない」
「圭一、追い出すぞ」
「すまん」

「真人がいい所まで行ってるが、理樹は結構無難だな」
「真人にしろ理樹にしろ、まさに現実を表してるって気がしねーか?」
「分かるぜ、でも悟史は多分純粋に運だろうな」
「むう」
「俺は・・・・・・?」
真人が恐る恐る聞く
「・・・悪い、その、まあ、頑張れ」
「うわあああああああああっっっ!!!!」

真人が頭を掻き毟る

「真人!禿げるよ!」
「まあまあいいじゃねえか、勝ってるんだしよお」
「もっともだな」
「バトルでは運が悪かったせいで勝てなかったけどな」
「だな」
「うあああああああああ!!!!!」
また掻き毟り始める


「畜生・・・俺の力はこの程度だったのか?」
圭一がうなだれる
見ると約束手形が5枚・・・

「なんつーか、同情するぜ」
「真人とは正反対だね」
「そうだよ圭一、ゲームでツイてなくても現実だと大丈夫だよ」
「そうだ、気に病むことはない、誰かのように
ゲームではツイていても現実では有り得ないぐらい運がない人が
すぐ近くにいるから大丈夫だ」
「ぐっ・・・そうだな、だがそれでも俺は勝ちたい」
「まあ、頑張れ」
すると真人が不機嫌そうにこちらを向く
「あのよぉ・・・さっきから黙って聞いてりゃ、俺の事を言ってるじゃねえか!!」
「気づいてたのか?」
「そりゃ気づくだろーがよ、どうせ俺はバカですよ!!!」
真人がすねた
「いいじゃないか真人は、人にはない筋肉があるんだから」
「理樹だけは分かってくれるか、この筋肉の素晴らしさがあああ」

ぶっちゃけ、わかんないけど


「理樹、友情の証にお前にこれをやるぜ」

理樹はエキスパンダーを手に入れた

「いや別にいら」
「大事に使ってくれよ!!よっしゃ行くぜっ!!」
話を聞いてなかった。













同時刻




女子メンバーも集まっていた
クドと美魚の部屋に。

そこで、魅音の一言が



「ジジ抜きをしよう!!」


「ふえ?」
「え?」
「わふ?」
「は?」
「・・・・・・」
「きょーすけみたいだ」
もっともである

「魅ぃちゃん。突然すぎなんだよ。だよ」
「まったくですわよー」
「いいじゃんせっかく女子メンバーが全員集まったんだからさー」
「うむ、気持ちは分からないわけでもないんだが・・・」
「なんかチーム名はリトルバスターズだ。って言うのかと思ったぞ」
「まあいいんじゃないデスか?」
「私もそう思うよ〜」

「やはり敗者には罰ゲーム・・・ですよねお姉」
「わかってんじゃん詩音ー」
やはり罰ゲームアリだった

「真面目にやらないといけませんね」
「狙うは勝利のみっ。なのですっ!」
「お、いい意気込みだねぇ、部活メンバーに入らない?」
「・・・そして洗礼を受けてぎったんぎったんのばったんばったんでにゃーにゃーなのですよー」
「こわっ!!」

「トランプはありますか?」
「勿論!」
と、バッグの中からトランプを取り出す

「・・・・・・・・・」
「ほわ?どうしたのゆいちゃん」
「何でもない・・・というかコマリマックス、いい加減ゆいちゃんはやめろと・・・」
「いいでしょ〜ゆいちゃんはゆいちゃんなんだから〜」
「もう・・・好きにしてくれ」
諦めた
「なるほど・・・」
そのやり取りを見て、沙都子がなんだか思いついたようだった。









「ふえええん・・・また負けたー」
「これで3連敗だねえ、小毬ちゃん」
「っていうかどうしてキミ達は一回も負けてないんデスか!?」
「経験の差ですね、お姉」
「あっはっはー、その通りだよ葉留佳」
「チッキショーーーーー」

女子メンバーのジジ抜きは
先に10敗した人が負けで、罰ゲームとなっている
今の戦績は

鈴   2敗
小毬  4敗
葉留佳 3敗
来ヶ谷 1敗
クド  3敗
美魚  2敗

で、それ以外の部活メンバーは無敗と、正に経験の差だった
・・・要はカードについてるキズを覚える事なんだけどね。


「ふむ、成程な」
「来ヶ谷さんっ、何か分かりましたですか?」

「おねーさんには勿論お見通しだ、だが君達には教えられない」
「な、なんですとっ!?」
クドがショックを受ける
「だがヒントは与えてやる、別にいいだろう?魅音氏」
「もちろん!こうでもしないと面白くないからね〜」

「全体をよく見渡せ、特にカードを」

「これがヒントだ」

このヒントに、考え込むものや、しっかり見渡してるもの等様々だった

「わかったぞ」
「ふええ!?りんちゃんどうするの〜」
「えっとな・・・」
「はいそこ!!教えるのは禁止だよ!!」
「なんでじゃ!!くるがやは教えただろうが!!」
魅音が注意し、鈴が反発する
「あのねぇ、来ヶ谷は教えてなんかいないよ、さっきなんて言ったと思う?」
「それは・・・・・・なるほど、そういう事か」
「そういう事だよ〜くっくっくっ」

「しかし、沙都子がまだ本気を出してませんねえ」
「あら?気づいてましたの?」
「勿論ですよ、ねーねーはなんでもお見通しです」
「あうあうあう、沙都子はいつ頃本気でやるのですか?ボクも興味あるのです」
「秘密ですわよー、をーほっほっほっほっほっ!」

「いいかこまりちゃん、カードをよく見るんだ」
「えぇ?さっきも見たんだけどなぁ」
「全員のカードと自分のカードをよく見るんだ」
「あ!そういうことか!!」
「よくわかりましたですっ!」
葉留佳とクドが次々と答えを出す
「・・・わかったよー。りんちゃんありがと〜」
「どういたしまして、だ。」

ようやく皆、キズに気づいたようだった。

「西園女史は気づいてたのか?」
「はい、最初からですが・・・」
「はっはっはっ、流石だなぁ」

「よーし!これからは本気で行くよー!」
「はるちんマックスパワーを見よ!!うおおああああ!」
「葉留佳のカードは右からねー、J 10 3 A 6 8だね」
「ななななんで分かるんですカー!!」
「それは主催者だからだよ」
「ムキーーー」



そうこうしている内に、時間は過ぎていった・・・













後編へ続く





あとがき




はじめまして、TOMMYと申します。
書いてる途中、かなり挫折しそうでしたが、頑張りました。
これが初SSなので、文法的におかしいところが沢山あると思います。
ですが温かい目で見守ってください。


一応設定としては、ひぐらしメンバーは舞台から3年後としています
それに、時代が全然合ってないと思いますが、そこは気にしないで下さい(^^;)
では後編にて会いましょう




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