とーじょーじんぶつ紹介

○めいんきゃらくたー

ク……能美クドリャフカ。ひんぬーわんこ。
佳……二木佳奈多。お茶目なツンデレちゃん。Sっ子。

○さぶきゃらくたー

理……直枝理樹。本編では主人公だけどこの作品では空気。
真……井ノ原真人。本編では筋肉だしこの作品でも筋肉。
謙……宮沢謙吾。本編ではマーン!だしこの作品でもマーン!
恭……棗恭介。本編ではかっこいい奴だけどこの作品では一番まともなキャラ(予定)
小……神北小毬。ほんわりきゅーとなメンヘル少女(注:メルヘンではありません)
鈴……棗鈴。本編ではメインヒロインだけどこの作品では空気。
美……西園美魚。ツッコミとボケをダブルハンドでこなす天才エースストライカー。でも出番はない。
唯……来ヶ谷唯湖。クド大好き。お色気担当。
葉……三枝葉留佳。はるちん。姉に出番取られまくりでいつか復讐しようと野望を胸に今日もはるちんは生きてるけどやっぱり出番はない。
佐……笹瀬川佐々美。名前読みづらい。あと空気。
沙……朱鷺戸沙耶。沙耶かわいいよ沙耶。この作品では細かい設定を華麗にスルーしてます。
あ……あーちゃん先輩。女子寮長。対佳奈多最終秘密兵器。いいキャラしてる。
その他……適宜その場しのぎで作られる。用が済んだらポイ。不遇な人たち。

○ちゅーいじこう

1.この作品(群)は、当サイトの管理人が、神海心一様主催「くどりゃふか・ふぇすてぃばる」に投稿させていただいた拙作「クドいカナ」に登場キャラを加えて好き勝手暴れさせるショートコメディ集です。
2.エクスタシーではありません。
3.キャラはほとんど壊れてるんで正統派な人は見ないほうがいいです、きっと。
4.不定期更新です。いつのまにか増えてるかもね。
5.ゆっくりしていってね!


EP1  EP2  EP3  EP4  EP5  EP6  EP7  EP8  EP9  EP10  EP11  EP12  EP13  EP14  EP15  EP16  EP17  EP18  EP19  EP20  EP21
  EP22  EP23  EP24  EP25  EP26  EP27  EP28  EP29  EP30  EP31  EP32  EP33





EP1:何やってるの?


葉「筋肉筋肉〜♪」

ク「筋肉筋肉〜なのですー」

佳「……あなたたち、何をやっているの?」

葉「あ、おねえちゃん。何って、見ればわかるじゃん。ねー、クド公?筋肉筋肉〜」

ク「葉留佳さんのおっしゃる通りですー。筋肉筋肉〜、なのです」

佳「……わからないから聞いてるんだけど。まあいいわ、ともかくも周囲に迷惑かけないようになさい」

葉「えーおねえちゃんも一緒にやろうよー。筋肉筋肉〜♪」

ク「そうですっ。佳奈多さんもいざ、れっつ筋肉なのですっ!」

佳「私は結構よ。それじゃあね」

葉「おねえちゃん……」

佳「うっ!」

ク「佳奈多おねえさん……」

佳「ううっ!な、なによその目は……」

葉・ク「おねえちゃん……」

佳「〜〜〜〜〜〜!わかったわ、やればいーんでしょやればっ!……こ、こう?筋肉筋肉……」

葉「あ・まーい!なんですかおねえちゃんそのやる気の無い腕の振りは!だめだめですヨ!さ、クド公よ、お手本を見せるのだ!」

ク「かしこまりましたっ!……いいですか、よーく見ててくださいね……それ、筋肉筋肉、なのですー」

佳「……私がやったのとどう違うのよ……」

葉「全然、ぜーんぜん違いますヨ!おねえちゃんのは初めて盆踊りに来た子供がやるような、照れのあるお遊びじみた茶番!もっとこう、腕を元気よく振って!」

ク「こう、こうですっ!」

佳「……つ、疲れる……」




〜15分後〜




佳「筋肉筋肉〜」

ク「……どう見ますか、解説の葉留佳さん」

葉「あ、いいと思いますヨ。さすが私の姉なだけあって、吸収力が半端じゃないですネ。これで後はもう吹っ切れるのを待つだけでしょう」

佳「(な、なんか楽しくなってきちゃったじゃないの……)」




〜30分後〜




佳「それっ、筋肉筋肉〜♪……ふふっ、どう、今のは?我ながら完璧だったと思うのだけれど」

葉「おねえちゃん、何やってるの。恥ずかしくない?」

ク「佳奈多さんにはがっかりです」

佳「あなたたちがやらせたんでしょ!?」






EP2:穴


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「何?」

ク「『ケツの穴が小さい』って、どんな意味でしょうか?」

佳「(まったく……少しは自分で調べなさいって言ってるのに。……ちょっと懲らしめてやろうかしら)」

佳「締まりがいいってことよ」

ク「しまりが、いい、ですか?」

佳「ええ、そうよ」

ク「そ、そうなのですかー。よくわかりませんが、わかりましたっ。さっそく行ってきますです!」

佳「え?行くってどこへ……クドリャフカ!?」




ピンポンパンポーン(←チャイムの音)




唯「……テステス。うむ、問題ないな。ふむ、というわけで、放送部主催『クイズに答えてハッピーライフ!』の時間なわけだが」

ク「始まり始まり、なのですー」

唯「今週のチャレンジャーは、愛くるしいひんぬーわんこ、その名も能美クドリャフカ君だ。健闘を祈る」

ク「なんだかいろいろと引っかかるところはありますが、ともかくもありがとうございますっ!がんばりますっ!」

唯「さて、それでは早速だが先ほど出したクイズとも言えんくだらん問題の解答を知る人物は無事見つけ出せたかね?」

ク「はい、もちろんですっ!」

唯「うむ。頼もしい限りだ。それでは答えて貰おう。『ケツの穴が小さい』とはどんな意味か?」

ク「はいっ!我らが風紀委員長、二木佳奈多さんによれば、『ケツの穴が小さい』とは、『締まりが――』」

佳「いやあああああああああああああああああああああああ(泣)」






EP3:誰ですかっ


ク「うぉーりーをさがせ〜うぉーりーをさがせ〜、なのですっ」

ク「偶然本屋で見つけて試しに買ってみたのですが、これは面白いです……はまってしまいましたっ」

ク「えーとえーと、このページのうぉーりーはどこにいるのでしょう…………見つけましたっ!ふっふっふ、隠れても無駄無駄無駄ぁ、なのですー」

ク「はっ!?夢中になってやってたらいつの間にか2時間も経っていました!?……少しお腹が空いてきてしまいましたので、小毬さんにお菓子を分けてもらいに行きましょう」




たったかたったかたー(←走り去る音)




ガチャ(←ドア開く音)




佳「ふう、今日の業務も終了と。少し疲れたわね」

佳「ん、何かしらこれ。あら?……へぇ、これ『ウォーリーをさがせ!』じゃない。懐かしいわね」

佳「どれどれ……」




〜15分後〜




佳「このページもクリア、と。ふふっ、楽勝ね」

ぴろりろぴろりろりーん!(←携帯の着信音)

佳「もう、せっかく面白くなってきたっていうのに……誰かしら」




『From:三枝 葉留佳
 件名:へるぷみー(>д<)
 本文:料理の練習してたら何故かゴミを練成しちゃった、てへ☆ってなわけでおねえちゃんたすけてー(TxT)来てくれないと火事が起きちゃうぞ〜(≧ω≦)ノ』




佳「あ、あの子はいったい何を考えて生きているのかしら……頭痛くなってきた……」

佳「放っておくわけにもいかないし、仕方ないわね……」

佳「……これ、どこまでやったかわからなくなっちゃうし、印でもつけておきましょう」

佳「……これでよし、と」




ガチャ、バタン スタスタスタ(←佳奈多出て行く音)




ガチャ、バタン てくてくてく(←クド入ってきた音)




ク「すっかり話し込んでしまいましたー。でもたくさんお菓子もらえたので万々歳ですっ」

ク「それでは続き続き、なのですー」
















ク「誰ですかっ!勝手にウォーリーにまる をつけたのはっ!!!!」






EP4:あげましたっ


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「貴女は……人の名前を連呼しないでって言ってるのに……もういいわ、それで何?」

ク「これ、見てくださいっ」

佳「あら、パンケーキね」

ク「はいー、小毬さんと一緒に作ったのですー」

佳「へぇ、いいわね」

ク「佳奈多さんにもあげましょうかっ?」

佳「ええ、もらうわ」



バッ!(←クド、精一杯背伸びして皿を上にあげている)



ク「はい、『上げ』ましたっ!……ふっふっふ、佳奈多さんともあろう方が見事に引っかかってしまいましたー…………ぁ?」

佳「もぐもぐ……これ、ちょっと生焼けじゃない?もっとしっかりきつね色になるまで焼き上げないとダメよ……って何?変な顔をして」

ク「何でもありません…………どうせ私はちっちゃいですよーだ、なのです……






EP5:やはりそれですか


美「…………」

佳「西園さん?何かしら。さっきからこちらをじっと見ているようですが」

美「わふー」

佳「……馬鹿にしてるんですか?」

美「いえ、そういうわけではないのですが……違いましたか」

佳「何がですか?」

美「では……『佳奈多さん、おはようございますー』

佳「…………(イライライライラ)」

美「これでもありませんでしたか……ならば、『佳奈多おねえさん、おはようございますー』

佳「げほっげほっ!な、何をいきなり!?」

美「やはり『おねえさん』がキーワードでしたか」

佳「……何が言いたいんです?」

美「いえ、『鬼の風紀委員』と恐れられている二木さんが、なぜ能美さんにだけ優しいのだろうかと、校内で持ちきりのうわさがありまして、その原因を調査しようと思ったのですが」

佳「そ、そんな噂が?……馬鹿馬鹿しい。私は風紀を束ねる長として、どの生徒に対しても常に公平無私の態度を崩さぬよう日々心がけて――」

ク「あ、佳奈多さんに西園さん、おはようございますー」

佳「あら、おはようクドリャフカ。……貴女、帽子曲がってるじゃないの、みっともない」

ク「わふっ!?お恥ずかしいのですっ。……えと、こうですかっ?」

佳「まだ何かおかしいわね……こうよ、こう」

ク「わふっ……佳奈多さん、ありがとうございますー」

佳「礼を言われる筋合いはないわ。ただ私が気になるだけなんだから」

美「……くすっ」

佳「な、なんですかその笑いは!言いたいことがあるならはっきりと言うべきです!」






EP6:おねえちゃんはつらいよ


葉「おねえちゃんおはよー」

佳「ええ、おはよう」

ク「佳奈多おねえさん、おはようございますー」

佳「……ええ、おはよう」

唯「やあおねえさん、ご機嫌いかがかね?」

佳「く、来ヶ谷さんまでっ!?」

風紀委員1「いいんちょ、あ、いや、おねえさん、おはようございます」

風紀委員2「今日も一日張り切って学内の風紀を取り締まりましょう、いいんちょ、あ、いや、おねえさん」

佳「あ、あなたたち何を――」

通りすがり1「ねえさん、おはよー」

通りすがり2「姐さん、はよーっす!」

通りすがり3「あぁん、お姉さまぁん☆」

佳「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」



***



理「そういえば最近二木さんの姿見ないね」

ク「なんでも『心の旅に出てくる』だそうで……」






EP7:……見たわね?


ク「ストレルカ、ヴェルカ!ごーごー、なのですー」

『わうわう!』

佐「きゃ!ちょ、ちょっと、能美さん!犬をけしかけたりして、一体何のまねですのっ!?

ク「いえ、先日のお礼をと思いましてー」

佐「先日……お礼……?」

ク「この間、私が日直のお仕事が忙しくて二人にごはんあげられなかったときに、笹瀬川さんが代わりに与えてくださったそうで、そのお礼なのですー」

佐「だ、誰がそんなことを!?あれはわたくししか知らないはず……」

『わんわん!』『ばうばう!』

佐「ま、まさかあなたたちが!?」

ク「ありがとう、あの時は助かった、と言ってますー」

佐「べ、別に感謝される筋合いはありませんわっ!ただなんとなく通りがかっただけで――」

『わん!』『わうん!』

ク「『照れなくてもいいんだぜべいびー』『お嬢ちゃんちょいと俺らと遊ばないかい』と言ってますー」

佐「嘘おっしゃい!そもそも、二人とも雌じゃありませんのっ!?」

ク「細かいことはおいておくとして、さ、ストレルカにヴェルカ、きっちりとお礼をするのですー」

『わうわう!』

佐「え、ちょ、きゃっ!こ、こら、顔を舐めないでくださいまし!」

ク「そして私も突撃、なのですー」

佐「お〜も〜た〜い〜で〜す〜わ〜〜〜っ!離れなさいなっ!」



佳「…………(じー)」






〜翌日〜






佳「ストレルカ、ヴェルカ、ごはんよ」

『わう?』

佳「ほら、たんとお食べなさい。……ねえ、たまには私と遊びましょうか?」

『くぅん……』

佳「遠慮しなくていいのよ。さ、舐めるなりなんなり好きにして頂戴」

『きゃいんきゃいん!』

佳「あ、ちょ、ちょっと!?どうしてそこで逃げるのよ……まあ、別にいいけれど……寂しくなんかないし……」

小「らんらら〜らんらら〜るんたった〜……ふぇ?」

佳「っ!……見たわね?」

小「みみみみ見てない見てない。見てないよ〜!うん、見なかったことにしよう、そうしましょう〜」

佳「見・た・わ・ね?」

小「うえ〜ん、ごめんなさいぃぃぃ」






EP8:ルームメイトの真実


ク「佳奈多さんはいい人ですー」

佳「……何よ、突然」

ク「いえ、こんな私なんかのルームメイトになっていただいたりして、その上何度もご迷惑おかけしてますし」

佳「別に。貴女が四方八方尋ね回った挙句断られて、捨てられた子犬みたいに惨めだったからつい、ね。勘違いしないで」






〜実際のシーンをハイライトでお送りします〜






鈴「どうしよう……なんか雰囲気で断ってしまったが……あたしとしても別にくどが嫌いなわけじゃない」

鈴「一月ほど一緒に過ごしてみて、どちらかといえば好きだということに今気づいた」

鈴「よし、今からでもルームメイトになってもいいと言ってみよう」

佳「待ちなさい」

鈴「っ!?な、なんだ?」

佳「クドリャフカからは手を引きなさい、棗さん」

鈴「??? よ、よくわからんがお前に言われる筋合いはないぞ」

佳「そう……なら仕方ないわね」

鈴「なんだ?何をするつもりだ……?」



佳「呪うわ」



鈴「のろ……?」

佳「ええ、貴女が一生猫に好かれなくなるように、呪ってあげる」

鈴「わ、わかった!手を引く!手を引くからそれだけはっ」

佳「わかればいいのよ」






佳「貴女が能美さん?ルームメイトを探してるって聞いたものだから――」






〜ここまでハイライト〜






ク「それでも、私にとってはいい人ですー」

佳「なら好きになさい。ほら、早く寝ましょう。明日に響くわよ」

ク「はい、それではおやすみなさいですー」

佳「ええ、おやすみ」






EP9:うめぼしひとつ


ク「ごっはんがごっはんがすっすむくん〜、ですー♪」

佳「……ほんとに和食が好きなのね」

ク「はいっ!……あの、やっぱり変でしょうか?」

佳「別に、好きなら好きでいいじゃないの」

ク「はいっ!……ありがとうございます、佳奈多さん」



ク「のりたま〜のりたま〜、ですー♪」

ク「たくあん〜たくあん〜、ですー♪」

佳「…………(イライライライラ)」

ク「なっとう〜なっとう〜、びろんびろーん、なのですー♪」

佳「…………うめぼしもあるわよ」

ク「ほんとですかっ!?梅干大好きなのですー」

佳「欲しい?」

ク「はい、いただけるのでしたらっ!」

佳「なら、目を瞑って歯を食いしばりなさい」

ク「……はい?」






ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり!






佳「しょ・く・じ・ちゅ・う・は・し・ず・か・に!」

ク「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいですー!」






EP10:赤ちゃんはどこから来るの?


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「……今度は何なの?」

ク「赤ちゃんはどこから来るのでしょう?」

佳「なっ!」

ク「あのようなひとつの生命体が、いったいどうやったら私たち女性のお腹の中に宿るのでしょうか?不思議で仕方がありませんっ」

佳「そ、それはその……」

ク「……もしかして佳奈多さん、知らないのでしょうか……?」

佳「し、知ってるわ、もちろん!」

ク「では、教えてくださいっ」

佳「…………」

ク「…………」

佳「………………」

ク「…………やはり知らないのですね?」

佳「こ、コウノトリよっ!そう、コウノトリが運んできてくれるの!それでなんかいつのまにかお腹の中に入ってくるのよ!!!」

ク「何いってるんですか佳奈多さん頭大丈夫ですか大体今時コウノトリだなんて小学生でも信じませんよ第一あまりにも非科学的すぎますあれだけの質量をもった物体がなんらの媒介もなしに突然体内に侵入してくるだなんてそんな馬鹿げたことをこの私が信じるとでも思ったのですかもし仮にそれが本当だとしたらどうして妊婦のお腹は徐々に大きくなっていくのですか未熟とはいえ外部で実体化したひとつの肉体なのだから体内でまたさらに成長させる意味なんてないじゃないですかそもそもどうしてお腹の中に入れなければならないのですかその必然性があまりにもなさすぎますまさか出産に伴う陣痛が神から齎された試練だとかもはや宗教じみた形而上学的な論理を持ち出したりはしないでしょうねわかりました佳奈多さん本当は知らないのでしょうならば私が教えて差し上げますいいですか赤ちゃんは男と女が○○○で×××で△△△すると◇◇◇になって――」



佳「死ねっ!」

ク「わふーっ!?ほ、ほんの冗談だったのに、ですー!?」






EP11:二つ合わせて○×△□


ク「わふー、苦手な英語の宿題がたくさんでてしまいました……」

ク「というわけで佳奈多さん、手伝ってくださいなのですー」

佳「何が『というわけ』なのよ。宿題は自分でやらなければ意味がないでしょう」

ク「そんな殺生な……佳奈多おねえさんっ」

佳「駄目よ」

ク「わふっ!?おねえさん攻撃が効きませんっ!?」

佳「ふん。いつまでもその手に乗ると思ったら大間違いよ。というかもう慣れちゃったわよ……いろいろな人に言われてきたし」

ク「そ、そんな……神様はこれから私にどうやって生きていけと言うのでしょうっ!!」

佳「何を馬鹿なことを……」

ク「……こうなったら新しい作戦を考えるしかありません…………そうですっ!」



ぴこーん!(←クドが何か閃いた音)



ク「やいやい『ばかなた』、茶を買ってきやがれーなのですー」

佳「…………ばかなた?」

ク「はいっ!馬鹿と佳奈多さんの名前をくっつけてみましたっ!とってもぷりてぃーだと思うのですがいかがでしょうか?気に入ってくださいましたかっ?ではお茶を買ってきてくださいー」



にこーっ(←佳奈多満面の笑み)

にぱぁー(←クド満面の笑み)



佳「自分で行けっ!!!」

ク「やっぱりだめだったのですーっ!?」






EP12:地獄耳


佳「…………(じー)」

ク「……佳奈多さん?どうかなさいましたか、私の体に何かついてますでしょうか?」

佳「別に。ただ、本当に胸がないわねって思っただけ」

ク「がーん!?人が大いに気にしてることを……でりかしーに欠けてます!!もう少しおぶらーとに包んだ言い方をですね――」

佳「素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員だもの」

ク「……佳奈多さんのオニ、アクマ!! なのですっ」

佳「そんなの言われ慣れてるわ」

ク「あんぽんたん、おたんこなす、おっぺけぺー!! なのですっ」

佳「はいはい。何言われても痛くも痒くもないわよ」

ク「…………しすこん(ぼそっ)



佳「なんですってー!!!」






EP13:コンプレックス's

恭「よお、二木」

佳「棗先輩?何か?」

恭「聞いたぜ……お互い、がんばろうな」

佳「はぁ?」

恭「いや、お前は何も言わなくてもいい。ただ、シスコンの先輩として言わせてもらえば、俺たちの行き先には、何もない」

恭「そう……なにも、ないんだ……」

佳「…………(イライライライラ)」



てくてくてく(←鼻歌交じりにクドが散歩してる音)



ク「〜♪〜♪〜♪」



すたすたすた(←佳奈多がクドに近づく音)



げしっ!!



ク「わふー!?なんですかなんですかー!?まだ何もしてないのですっ!?」






EP14:愛犬との過ごし方〜犬は私のパートナー〜


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「…………」

ク「指相撲でもしませんかっ?」

佳「…………」

ク「ではれっつすたーとなのですっ!わん、つー、すりー、ふぉー、ふぁいぶ、しっくす、せぶん、えいと、ないん、てん!勝ちましたっ!」

佳「…………」

ク「では一つ私の言うことを聞いていただきましょう。これから佳奈多さんの一人称は『ぼく』となりますっ!」

佳「…………」

ク「さあ、『ぼくかなえもん』とでも言うがよいのですっ!!!」

佳「…………」



ク「少しはかまってくれたっていいじゃないですかーっ!」



だだだだだーっ(←クド泣きながら逃走)



佳「…………ふぅ」

佳「なになに……『あまり甘やかしすぎるとわがままに育ってしまいます。愛情をもって接することももちろん大切ですが、ときには冷たくあしらう非情さも必要になります』か。結構参考になるわね、この本」






EP15:ルームメイトの真実2


ク「そういえば……」

佳「どうかしたの?」

ク「あ、いえ、佳奈多さんがルームメイトになってくださるとおっしゃってくださる前に、西園さんになってもらえないかお願いしていたのですが……」

佳「…………」

ク「一度は『能美さんでしたら』ということで引き受けてくださったのですが、後になって突然『ごめんなさい、わたしには無理でした……』と、すごい勢いで謝られたことがありまして」

佳「……ふぅん」

ク「一体何があったのでしょう、と今唐突に思い出したのです」

佳「まあ人にはそれぞれ事情があるんだし、あまり徒に詮索するのも考え物よ」

ク「それもそうですね。それに、ルームメイトには佳奈多さんがなってくださいましたから」

佳「仕方なくよ、仕方なく」






〜実際のシーンをハイライトでお送りします〜






美「ルームメイトに誘われたのなんて、初めてです」

美「能美さんでしたら特に問題はないでしょうし、さっそく引越しの準備を始めましょう」

佳「待ちなさい」

美「……? あなたは、風紀委員の……?」

佳「クドリャフカからは手を引きなさい、西園さん」

美「嫌です」

佳「何故? 元々『一人がいい』という理由で二人部屋を拒んでいたはずでしょう?」

美「わたしは能美さんと『ルームメイトになる』と約束しました。約束は、守られなければなりませんから」

佳「……そう、そういうことなら、こちらにも考えがあります」

美「何をなさるおつもりですか?」



佳「燃やすわ」



美「……なっ!」

佳「貴女が大事にしてる○○誌を不適切物と認定し、風紀委員の名の下に没収・焼却処分します」

美「ひ、卑怯な!?あなたそれでも人間ですか!?この人でなし!」

佳「そう、私は人でなし。だから、なんでもするの」

美「……わかりました。今回は手を引きましょう。……ですが」

佳「何か?」

美「これで勝ったとは思わないことです――」

佳「――上等よ。いつでも受けて立つわ」






佳「貴女が能美さん?ルームメイトを探してるって聞いたものだから――」






〜ここまでハイライト〜






ク「嫌われたというわけでもなさそうですし、とりあえずはめでたしめでたし、なのです」

佳「何がめでたいんだか。めでたいのは貴女の頭の中でしょう」

ク「はいー、ってさりげなくひどいこと言われてますっ!?」






EP16:目指す者、目指される者


ク「…………(じーっ)」

唯「……? どうかしたのかね、クドリャフカ君」

ク「……来ヶ谷さんは、おっぱい大きくてうらやましいのです……」

唯「なるほど、そういうことか。ふむ、しかしだな、大きすぎるというのも考え物だぞ?」

ク「そ、そうなのですかっ?」

唯「うむ。あまり大きいと肩への負担もその分増えて、凝ったりするのだよ。実際私の肩も時々ほぐしてやらないとこの年でもうガッチガチだぞ」

ク「がっちがちですかっ!?」

唯「うむ、ガッチガチだ」

ク「がっちがちは嫌なのですー……」

唯「そうだな。君のルームメイトの佳奈多君ぐらいの大きさくらいがちょうどいいのではないかね」

ク「なるほどー……。では、さしあたっては佳奈多さんを目標にがんばってみますっ」



――佳奈多さんを目標にがんばってみます
――佳奈多さんを目標にがんばって
――佳奈多さんを目標



佳「く、来ヶ谷さん。肩でもお揉みしましょうか?」

唯「いや、いきなり出てきてそんなことを言われてもかえって不気味なだけなのだが」






EP17:3年○組棗×介


ク「えっほ、えっほ、なのですー」

恭「お、能美。精が出てるじゃねーか。何してるんだ?」

ク「あ、恭介さん、こんにちはなのですー。実はかくかくしかじかなわけでして」

恭「ほう、なるほど。二木を目標に、な」

ク「はいー。そのためにまずは体作りから始めるのですっ!」

恭「……別に、そのままでもいいんじゃねーか?」

ク「はい?」

恭「能美、お前はお前だ。誰かを目標にがんばるってことを否定するつもりはないが、お前がお前であるということ、これが一番大事なはずだろ?無理して背伸びする必要もない。俺たちは、今の姿のお前に惚れこんだんだから、な」

ク「きょ、恭介さん……」



ぴんぽんぱんぽーん(←チャイムの音)



佳「3年○組のロリ、あ、失礼しました。3年○組の棗恭介君。至急職員室まで来てください。あなたの可愛いロリな妹が待っています。もう一度繰り返します。3年○組の棗ロリ介君。至急職員室まで来てください。あなたの大好きなロリ妹が待っています――」

恭「ぶっ!な、なんだよこの放送は……あれ?能美?なんでさりげなくムーンウォークで俺から離れていくんだ?おい、ちょっと待ってくれ!違う、違うぞ!?」






EP18:ルームメイトの真実3


ク「佳奈多さんは、葉留佳さんのお姉さんなのですよね?」

佳「そうよ。それがどうかしたの?」

ク「いえ、その、ルームメイト探しをしてたときに――」

佳「クドリャフカ。あなた、結構節操なしよね」

ク「わふー!?そ、そんなつもりはないのですー!?なんといいますか、その、あのときはいろいろな人に頼んでみたものの断られまくりだったのですー……」

佳「冗談よ。それで、葉留佳にも声をかけたってわけね」

ク「それが、声をかける以前の問題だったのですー……」

佳「…………」

ク「お話をしようとしたら、ものすごい暴言を吐かれてしまいまして」

佳「あの子もいろいろあったから……虫の居所が悪かったのよ、きっと」

ク「そ、そうですよね!その次の日は普通に仲良く接していただけましたし、きっとたまたまだったのですっ」



〜実際のシーンをハイライトでお送りします〜



ク「わふー、西園さんにも断られてしまったのですー……」

ク「えーとえーと、あとほかに頼めそうな人は……」

ク「そうですっ!三枝さんがいましたっ!」

ク「さっそく三枝さん探しにれっつごーなのですー」



佳「……次はよりにもよってあの子、ね」






***





葉「ふんふふーん♪」

葉「あれ?なんだこりゃ。中庭にこんなおっきな穴あったっけなぁ……まいっか。誰かが落ちたら危ないし、ここは整備委員たるはるちんの出番ですネ」

葉「えーと、スコップはたしか体育倉庫にあったっけ?」



てくてくてく(←葉留佳移動中)



葉「(ごそごそ、ごそごそ)……お!見っけ!こいつを使ってリヤカーで土を運べば一件落着〜っと♪」



ガシャーン!(←倉庫の扉が閉まる音)



葉「ってあるぇー?おっかしいなぁ……なんで勝手に扉が閉まるんだろ……ん?」



ガタガタ、ガタガタ



葉「……開かないんだけど」

葉「え?嘘?ほんとに?」

葉「……これ、シャレになりませんヨ?」



ガンガンガン!(←扉たたく音)



葉「おーい!誰かー!そこにいませんかー?ねえ、ちょっと!ここに美少女が閉じ込められてますヨー!」

葉「先着一名様にお姫様を助ける権利とかあげちゃうから誰かきてー!」

葉「……!……!」



佳「これでよし、と」

佳「後は髪型を変えて……」



***



ク「あ! 三枝さん、発見なのですー!」

葉(佳)「……」

ク「あの、三枝さんに折り入ってお願いがあるのですが聞いていただけませんかっ?え?聞いてくださるんですか、やりましたっ!三枝さんはやはりいい人ですっ!実はルームメイトになってくれる方を――」



葉(佳)「失せろ糞犬」



ク「……(ぱくぱくぱく)」(←クド、驚きのあまり声が出せない)

ク「え、えーとすみません、よく聞こえなかったのですが、もう一度いっていただけませんでしょうか……?」



葉(佳)「失せろ糞犬」



ク「私のルームメイトに――」



葉(佳)「失せろ糞犬」



ク「なってくださ――」



葉(佳)「失せろ糞犬」



ク「…………」



葉(佳)「失せろ糞犬」



葉(佳)「失せろ糞い――」



ク「そんなに何度も言わなくったっていいじゃないですかーっ!!」



だだだだだーっ(←クド、涙目で逃走)



葉(佳)「クドリャフカ、泣いてたわね……やりすぎたかしら?」

葉(佳)「……でも、いつかきっと、私に感謝する日が来るわ」



***



佳「貴女が能美さん?ルームメイトを探してるって聞いたものだから――」



〜ここまでハイライト〜



ク「佳奈多さんがなってくださらなかったら、きっと私は今もひとりぼっちだったのでしょうね……」

佳「……かもしれないわね」

ク「佳奈多さん、改めてお礼を言わせてください。ほんとにありがとうございます、なのですっ!」

佳「何度も言ってるでしょ。惨めなあなたを見かねて仕方なくなってあげたって」

ク「それでもいいんです。それでも、私は感謝してますから」

佳「…………そ。なら好きになさいな」






EP19:物には限度が


ク「か、佳奈多さん……」

佳「く、クドリャフカっ!? いったいどうしたの!? 顔真っ青じゃない!?」

ク「私はもう、だめかもしれないのです……」

佳「な、なにを言い出すのよいきなりっ!? 縁起でもない、気をしっかり保ちなさい!」

ク「いえ、自分の体のことですから……自分が一番、よくわかるのです……」

佳「クドリャフカ……」

ク「それで、最後に、佳奈多さんに……げほっげほっ!」

佳「っ!? 無理しないで、いいから今は休みなさい。体がよくなったら、いくらでも聞いてあげるから」

ク「いえ、今でないとダメなのです……佳奈多さんに、謝らなくてはいけないことがありまして……」

佳「貴女が気に病むことなんて、何もないじゃないの。いいからほら、ゆっくり休みなさい」

ク「ん……はぁ、はぁ。……この間、佳奈多さんが楽しみにしていた苺プリン、いつの間にかなくなってたの、あれ、私が食べちゃったんです……」

佳「な、なんですってっ!?」

ク「う、げほっげほっ!?」

佳「クドリャフカ!? ……いいのよそんなこと気にしなくても。それよりも――」

ク「それから、佳奈多さんのお気に入りの筆箱に、『ばぁ〜か、かぁ〜ば、ぶたのけつ〜』と書いたのも、私です……」

佳「…………(怒)」

ク「げほげほげほげほっ!! ごほんごほん!!」

佳「い、いいのよ、そ、そんな些細なことで、い、いまさら怒ったりなんかしないわよ……」

ク「ゆ、許してくださるんですか……?」

佳「そんなの、当たり前じゃないの……ぜんぶ、全部許すわよ」

ク「それからそれから……」

佳「ま、まだあるの?」

ク「佳奈多さんがシスコンだっていうことを言いふらしたのも私ですしお気に入りの髪留めを隠したのも私ですし携帯にイタ電かけてたのも私ですし机の中に不幸の手紙を入れたのも私ですし校長先生お気に入りの花瓶を割ったのを佳奈多さんのせいにしようとしたのも私ですし商店街で買い物したときに『二木佳奈多宛でツケにしといてくださいー』とかいったりしたのも私ですし佳奈多さんが入るのを見越してトイレットペーパー抜き取ったのも私ですし宿題が同じだったのをいいことにノート摩り替えたのも私ですし学校の掲示板に『二木佳奈多を崇めよ!!』と貼ったのも私ですし……こんな私でも、許してくださるんですか……?」












佳「どぅりゃあ!!」

ク「わふー!? さっき全部許すって言ったじゃないですかー!?」






EP20:義姉妹戦争


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「何?」

ク「おっぱい揉ませてくださいー」

佳「……はぁ?」

ク「ですから、佳奈多さんのおっぱいを揉ませてくださいっ」

佳「一応聞いておくと、理由は何なのかしら……?」

ク「――そこにおっぱいがあるからです」

佳「いや、そんな『言ってやりました、どうですかっ?』みたいな顔されても困るのだけど」

ク「ダメでしょうか……?」

佳「ダメも何も、そんなに揉みたいなら自分のがあるじゃないの……あ、無理だったわね」

ク「――よろしい。ならば、戦争ですっ!!!!」






EP21:かなたん


あ「よかったね、直枝君。呼んで貰えて。これであなたも思う存分『かなたん』と呼ぶといいわ」

佳「そんな呼び方をされたらもう二度と口きかない」



〜後日〜



小「かなちゃん、じゃなかった、かなた〜ん、おはよ〜」

ク「佳奈多さん、じゃなかったです、かなたん、おはようございますー」

葉「ねえ佳奈多、じゃないや、かなたん、今度服買いに行こうよ服」

美「おはようございます、二木さ、いえ、かなたんさん」

唯「やあかなたん君、ご機嫌いかがかね?」

真「ういっす、ふた……かなたん、今日もばっちり筋肉鍛えてるか?」

謙「おはよう二……かなたん、そろそろ部活にも顔出したらどうだ?」

恭「悪い二木、じゃねーや、かなたん、グラウンドの件で話があるんだが」

佐「あら、おはようございます、ふたきさ、失礼、かなたんさん」

鈴「おはよう、か……か……怪盗ルパン」

風紀委員1「おはようございます、いいんちょ、あ、いや、かなたん」

風紀委員2「今日は花壇の清掃でしたね、ばっちりがんばりましょう、いいんちょ、あ、いや、かなたん」

剣道部主将「部会の件で少し話したいことがあるんだが、ちょっといいか、かなたん」

通りすがり「オリバーソース、かなたん」

園芸部員「かなたん、芝生の育成状況、大分よくなってきたわよー」



一同「かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん! かなたん!」

あ「かなたんは人気者ね〜うらやましいわ〜(棒読み)」



佳「もう嫌あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(泣)」






EP22:かなたちゃんのはんぷくれんしゅう


理「おはよう、二木さん」

佳「おはよ、直枝」

理「……」

佳「な、なによ」

理「いや、すごく自然に呼ばれたからさ……」

佳「当たり前じゃないの、練習したんだからおかしいところはないはずだわ」

理「練習?」

佳「な、なんでもないわ」

葉「なんでもないこと――」

ク「――ないのです!!」

佳「あ、あなたたちどこから!?」

葉「ここに取り出したりますは〜」

ク「声を録音すなるという秘密兵器〜」

葉・ク「「その名もボイスレコーダーですヨ(なのですっ)」」

佳「ちょ、ちょっとそれ、まさか……」

葉・ク「「すいっち・おん!」」



『ジジジジ……なおえ……な、なおえ、なお……え? 違う違う、どうして疑問系になるのよ。落ち着け、落ち着くのよ佳奈多。な、直、え……なお〜え〜……ああんもう、な・お・え!……これじゃ喧嘩売ってるだけだわ……な、なお……、なおえ、なおえ、直枝、直枝……よし、大分自然になってきたわね……あとは反復練習あるのみだわ……直枝、直枝、直枝、直枝』



理「えーと……」

佳「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

葉「おねえちゃんはかわいいなぁ……かわいいなぁもう」

ク「佳奈多さんはとても可愛いと思いますっ」

佳「……三枝葉留佳、能美クドリャフカ、共に一週間の停学、と」



葉「ってひどっ!?」



ク「横暴ですっ!?」






EP23:ルームメイトの真実4


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「何よ」

ク「来ヶ谷さんって、お名前で呼ばれるのお好きじゃないんですね」

佳「そうね。それがどうかしたの?」

ク「いえ、実はこんなことがありまして……」






〜毎度おなじみ、ハイライトでお送りしております〜






ク「ダメでしょうか……?」

唯「ふむ、能美女史にそこまで頼み込まれては無碍にもできんな。わかった、私でよければ共に暮らそう」

ク「そ、その言い方だとなんだか同棲するみたいですが、ともかくもありがとうございますー! よろしくお願いしますっ」

唯「はっはっは。礼には及ばんよ。役得もあることだしな」

ク「???」

唯「いや、キミは気にしなくていい。では私は引越しの準備をするとしようか」

ク「あ、はい。お待ちしておりますー」






佳「まったくクドリャフカったらまた私を差し置いて……今度は来ヶ谷さんね」

佳「もう一度葉留佳に変装してっと……(ごそごそ)」



***



葉(佳)「やあやあクド公ー」

ク「あ、三枝さん、こんにちはなのですー」

葉(佳)「だめだめわんこは今日も元気じゃのう、うりうり〜。……ところでさ、風の噂で聞いたんだけど」

ク「わふ〜!? 目が回るのですー……はい? 何でしょうか?」

葉(佳)「クド公、唯ねえと相部屋になるんだって?」

ク「あ、はい、そうなんです。頼んでみたらOKいただきましたっ」

葉(佳)「いいなぁー。私も何度か頼んでみたことあるのにー。ぶーぶー!」

ク「わふ……それは申し訳ないことを……」

葉(佳)「ま、いいって。そんなことよりさ、はるちんが唯ねえと共同生活をするにあたってアドバイスをしてあげよう」

ク「ほんとですかっ!? 正直あまりお話したことがなかったので、不安だったのです。ぜひ教えてくださいー」

葉(佳)「うむうむ、実は唯ねえは二人きりのときは『ゆいこさん』って呼ばれるのが好きなのだ! クド公だったら外国人っぽく『ヘイ、ユイコサーン』とでも呼べばよろしいのですヨ」

ク「そ、そうだったのですかー!? それは知りませんでした……もっとふれんどりーに呼んでもよかったのですね……」

葉(佳)「これでクド公も一気に姉御フラグ全開! ……あ、唯ねえが来た! じゃあ私はこれで行くから、ばいびー」

ク「はい、さよならー」



唯「やあクドリャフカ君、待たせたかね?」

ク「いえいえそんなことはないのですよ、ヘイユイコサーン!」

唯「な……」

ク「では今日からよろしくお願いします、ヘイユイコサーン!」

唯「あ、ああ、よろしく頼む……が、」

ク「ヘイユイコサーン! は窓際と廊下側、どちらのベッドがよろしいですか?」

唯「あ、ああ、できれば窓際がいいんだが……そんなことよりその呼び方は、」

ク「わかりましたっ。では私が廊下側で、と……もうそろそろご飯のお時間ですね、一緒に食べに行きませんか、ヘイユイコサーン?」



唯「こんなん耐えられるかああああああ!」



ク「ヘイユイコサーン!? どちらへ行かれるんですかっ!?」






〜ここまでハイライト〜






ク「あの後三枝さんが来ヶ谷さんにぼこぼこにされてたのですが、三枝さんは一体なぜあんなことを言ったのでしょうか?」

佳「さあ? あの子のことだし、どうせろくでもない悪巧みなんじゃない?」






EP24:背景には薔薇の花びらを


ク「かなたさあああああああん!」

佳「く、クドリャフカ? 一体どうしたのよ?」

ク「どうしたもこうしたもありませんっ! 一体どこへいってらっしゃったのですかっ!」

佳「どこって、少しトイレに行っていただけよ」

ク「どうして私に教えてくれなかったんですかっ」

佳「どうしてって言われても……じゃあどうしてあなたにそんなこと教えなきゃいけないのよ」

ク「私がお世話して差し上げたいからですっ!!」

佳「お、お世話ってちょっと……?」

ク「この際だから言わせていただきます。私、ずっと前から佳奈多さんのこと……」

佳「待って。それ以上言わなくていいわ。わかってるから」

ク「佳奈多さん――」

佳「クドリャフカ――」






***






佳「という夢をみたんだけど、どう思う、クドリャフカ?」

ク「とりあえず、病院に行ってください」






EP25:踏みにじる


佳「他人の努力なんて、大抵は見えないものだから」

佳「見えないものは、存在しないものと同じ」

佳「存在しないものを踏みにじっても、心は痛まない」

佳「そう思わない、クドリャフカ?」

ク「どうしてそこで私に話を振るんですかっ!? 私が貧乳だからですかっ!? ナイチチだから、存在しないものと同じだから、踏みにじってるんですかっ!?」






EP26:パン、作ったことある?


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「なによ」

ク「パン、作ったことありますか?」

佳「ええ、あるわよ」

ク「わふっ!? パンツ喰ったことあるんですかっ? 佳奈多さんったら変態ですー! このヘンタイヘンタイ、なのですっ」

佳「一番おいしかったのは貴女のぱんつよ、クドリャフカ」

ク「え……?」

佳「ほら、あの『ぐりずる』さんのバックプリントのやつがあったじゃない? あれぞまさに究極のメニュー。おもわず『んまいっ!』と舌鼓を打ってしまったわ」

ク「あ、あの、これは『パン、作ったことある?』と『パンツ喰ったことある?』をかけたじょーくなのです……」

佳「え……?」

ク「か、佳奈多さん……?」

佳「…………」



佳「きしゃー!!!」



ク「わふー!?」






***






ク「という夢を見てしまいました……怖かったのですっ」

佳「とりあえず、貴女が私をどういう風に見ているのかはわかったわ」






EP27:チェンジで〜『エアーマンが倒せない』より〜


ク「わふー、何回やっても、何回やっても倒せないのです……」

佳「何をやっているの?」

ク「あ、佳奈多さん。この間三枝さんにゲームをお借りしたのでそれをやってるんですが、ここのボスが倒せないのですー……」

佳「またゲームなんてくだらないものを……」

ク「いえいえ、ゲームもなかなか馬鹿にはできないものですよ。佳奈多さんもやってみますか?」

佳「ゲームねぇ……あんまり気乗りしないけど。つまらなかったらすぐにやめるわよ」






〜30分後〜






佳「くっ! 何よこれ、倒せないじゃないの!!」

ク「この竜巻が何回やっても避けられないのですっ!」

佳「まだよ! まだ一機残ってるわ! ……ああっ、またやられた! このっ、このっ!」

ク「わふー!? 倒せないからといって私に八つ当たりするのはやめてくださいっ!」

佳「またあの消える足場からやらなきゃいけないわけ? 面倒ね、もう」

ク「といいつつやるんですね……」

佳「…………(カチカチッ! カチカチッ!)」(←無言でプレイ中)

ク(佳奈多さん、目が本気と書いてマジなのです……)

佳「一機も落とさずに到着、と。さあ、見てらっしゃい……はあ!? ちょっと、今の反則じゃないの!?」

ク(プログラムに反則もクソもないと思うのですが、なんとなく地雷っぽい気がするので思うに留めておくのです)

佳「また、この、竜巻がっ! どうやって、避ける、のよっ! もー、またやられたじゃないのっ!」

ク「痛い痛い痛いですーっ」

佳「こうなったら先手必勝よ。どりゃああぁぁぁ!」



カチカチカチカチカチカチカチカチカチ!(←ボタン連打音)

テュンテュンテュンテュンテュンテュン……(←やられた音)



佳「ああああああもう! この、何よ、こいつっ!」

ク「コントローラーを振り回したら危ないのですー!?」

あ「んー? 何の騒ぎ?」

ク「あ、寮長さん、いい所へ来てくださいましたっ」

あ「あら能美さん、何か用?」



ク「ルームメイト、チェンジで」






EP28:それでも僕は、百合にはしない


ク「佳奈多さん佳奈多さん」

佳「ん? 何よ」

ク「あの、少し聞きにくいことを聞いてもよろしいでしょうか?」

佳「何よ、改まって」

ク「えっと、その、佳奈多さんのふぁーすと・きすっていつなのでしょう……?」

佳「ファースト・キス?」

ク「はいー。あ、よろしければ、でいいんですけど」

佳「今よ」

ク「はい? ってわふー!?」

佳「ん、ちゅ、ちゅる、ちゅ、んぅ、ちゅ、れろれろ〜……ん、ごちそうさま、クドリャフカ」

ク「わ、わ、わ、」



ク「私の青春を返してくださいー!!!!」






***






理「なんていう夢を見ちゃって、もうすごくびっくりしたよ」

佳「あ、それいいわね」



ク「ちっともよくないのですっ!!」






EP29:お○○○ま


ク「佳奈多さん、新年明けましておめでとうございますー」

佳「ええ、おめでとうクドリャフカ。今年もよろしく」

ク「はい、よろしくなのですっ! ……(わくわくわくわく)」

佳「……?」

ク「……(キラキラキラキラ)」←目が輝いてる

佳「な、何?」

ク「……佳奈多さん、何か忘れてませんか?」

佳「私が? 特にないと思うけれど」

ク「ほらほら、あれですよあれ」

佳「??? あれって何よ。指示語じゃなく、具体的に言わないとわからないわ」

ク「んもー、仕方ないですね、佳奈多さんはー。それでは特別にヒントを差し上げましょう! 頭文字『お』で始まる何かです。はい、なんでしょうか!」

佳「『お』ねぇ……ああ、わかったわ」

ク「!!! さすが佳奈多さんですー、もうわかってしまうなんて、天才過ぎます! 今ならプライドを捨てて『あいらぶゆー』と宣言できそうですっ」

佳「大げさね。簡単じゃない、こんなの」

ク「余裕に満ちたその表情が何とも魅力的ですっ! では佳奈多さん、答えをどうぞ!」

佳「おみくじ、でしょう? ちょうど初詣に行こうとしてたし、ついでにやってくるわよ」

ク「……ぺっ」←唾を吐き捨てる音

佳「クドリャフカ、どうかしたの?」

ク「いえいえ、なんでもないのですー(にこーっ)」←満面の笑み

佳「ならいいのだけど」

ク「なるほど、たしかにおみくじも大切ですね……一年の初めに運勢を試す、いいと思いますっ! ですが、私が言いたかったのは、おみくじではないのです……」

佳「えっ、そうなの?」

ク「はい……おみくじよりも遥かに大切で、重要な”儀式”ですっ」

佳「そ、そんなものがあるの?」

ク「ではでは、更なるヒントを! 最後の文字は『ま』ですっ! さあさあ、どうでしょうかっ!?」

佳「最初が『お』で最後が『ま』……。っ!? そう、そういうことだったのね……」

ク「なんだか推理ドラマのような展開になってきましたが、それはともかく答えをどうぞっ!」

佳「おまんま、つまりお腹が空いたのねクドリャフカったら。待ってなさい、今お雑煮作るから」

ク「……(すぱーっ)」←架空の煙草を吸う仕草

佳「何をしているの?」

ク「んもー、佳奈多さんったら焦らすのがお上手ですねっ! 憎いねこのこの、ですー」

佳「??? え、違うの?」

ク「残念ながら違うのです。仕方ありませんね……私も女です、ここは出血大サービスということで、大ヒントを差し上げようではありませんかっ!」

佳「別に無理しなくてもいいのだけれど……」

ク「最初の文字は『お』、最後の文字は『ま』、なおかつ全部で五文字ですっ! お○○○ま! さあどうですか!? 佳奈多さん、三度目の正直という言葉通りお答えいただきましょうっ!」

佳「全部で五文字、ねぇ……はっ!? クドリャフカ、あなた……」

ク「さすがのにぶちん佳奈多さん(←何気にひどい)も今回は正解に辿り着かざるを得なかったようですね……ふっ、私を軽蔑しますか? 構いません、何とでも言うが良いのです。そんなこと、もとより覚悟の上なのですから。さあ佳奈多さん、今こそ観念してその懐よりおとし――」

佳「おかあさま、つまり私の母に年始の挨拶をしたいというわけね。もちろん歓迎するわクドリャフカ。何なら結納の日取りとかそこで話しちゃっても――」



ク「実家に帰らせていただきます」








EP30:鬼は外、福は内


ク「おにはーそとー、ふくはーうちー、なのです」

ク「おにはーそとー、ふくはーうちー」

ク「…………」

ク「佳奈多さんはーそとー、リキはーうちー」



佳「聞こえてるわよっ!?」








EP31:ムード(笑)


ク「り、リキっ!」

理「ど、どうしたのクド? そんなに急き込んだりして」

ク「あ、あのあのあの、こ、これ……」

理「え……?」

ク「そ、その、今日はバレンタインなので……良かったら、受け取って、あ、でもいらないのでしたら――」

理「うん、ありがとう。もらうね?」

ク「あ……は、はいっ!」

理「……(もじもじ)」

ク「……(ちらっ)」

佳「――というように、バレンタインの起源とされる聖ヴァレンティヌスが処刑された日というのが、二月十四日という本日のことであり、また1929年の聖バレンタインデーの虐殺を『血のバレンタイン』と呼ぶこともあるの」

葉「ほうほう。さすがおねえちゃんは物知りだなぁ、ベンキョーになりましたヨ」

理・ク「………………」←恨みがましい視線

葉「そんな悲惨な日に、何も知らない若人たちは今日もキャッキャウフフしてるというわけですナ」

佳「おめでたいことね」

葉・佳「あっはっはっはっはっは!」



ク「とりあえず、アレ、黙らせてきます」








EP32:うどんそば


ク「佳奈多さん……私はとんでもない事実に気がついてしまいましたっ!」

佳「?」

ク「学食に『うどんそば』っていう食べ物があるじゃないですか」

佳「ああ、あのゲテモノね。あれがどうかしたの?」

ク「違うのですよ佳奈多さん……あれはゲテモノなんて区分では決してカテゴライズできない代物なのです……」

佳「じゃあ何だっていうのよ」



ク「あれはっ! 仲の良い二人がっ! それぞれ異なる食べ物をっ! 同じ器で食べるためにっ! 開発されたものだったんですっ!」



佳「な、なんですって!」



ク「というわけで佳奈多さん、早速実験をしに行きましょうっ!」

佳「ええ! 善は急げ、ね!」



 ――移動中――



ク・佳「おばちゃん!」



ク・佳「うどんそば一つ!」



佳「ずぞぞぞぞぞー」

ク「ずぞぞぞぞぞー」

佳「…………」

ク「…………」

佳「ねえ、なんていうかこれ……」

ク「それ以上は、言わないでください……」








EP33:すげぇこと

ク「佳奈多さん、佳奈多さん」

佳「なによ? またくだらないこと言うんじゃないでしょうね?」

ク「なにかすげぇこと言ってみてください」

佳「はぁ?」

ク「だから、なにかすげぇこと言ってみてください」

佳「なによその『すげぇこと』って……要領得ないわね。大体言葉遣いも悪いわ。言葉はちゃんと正しく――」

ク「いいからさっさと言えっつってんだろカス」

佳「いきなりそんなこと言われても……今何かすげぇこと言わなかった!?

  

  


面白かったらぜひっ

いつ以来の更新か、自分ですら把握はしていない

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